ショスタコーヴィッチ の4番の演奏を機にショスタコーヴィッチ 関連の書籍を読み始め、何冊目になりますでしょうか、ようやく「ショスタコーヴィッチ 引き裂かれた栄光」(亀山郁夫著 岩波書店)を読み終えました。
ソ連崩壊後の最新資料と幾多の解釈を踏まえ、スターリン体制確立から雪解け、反動の中でショスタコーヴィッチ が音楽家としてどう生きてきたのか、作品に果たして何が秘められていたのかを著者が考察しています。作品によっては、著者なりの作品解説になっている部分もあり、私としてもかなり勉強にもなりました。
 
間髪入れずに、次の書籍は
「ロシアの音楽史 カマーリンスカヤからバービイ・ヤールまで」(フランシス・マース著 森田稔・梅津紀雄・中田朱美訳 春秋社)。これもかなり分厚く読み通すにはだいぶ時間がかかりそうです。
来月のノット監督での定期はショスタコーヴィッチ 5番ですし、私も秋には沖縄のオーケストラでチャイコフスキーの6番をメインとしてロシアもののプログラムを振りますので、じっくりと読んでいきたいと思います。