火曜夜は、豊洲にてEnsemble à la carte第3回演奏会でした。ご来場ご来聴いただいた皆様、ありがとうございました! 心より御礼申し上げます。
 
第1回はベートーヴェン1番、前回はモーツァルト41番、そして今回はハイドン104番、端っこを狙っていた訳ではないのですが…
 
前半のアンサンブルを含めて、リハーサルはほぼ2時間〜2時間半を3回。初回リハは、様々な現役音大生から若きフリーランスの集まりですので、音の密度は雑然としたところから始まりますが、ゲストコンサートマスター坂井みどりさん(東京交響楽団第2ヴァイオリン首席奏者)からの助言、提案などを受け、徐々に変わっていきます。プロを目指す、または既にプロ奏者の演奏家の皆様ですので、2日目には最初から元から有るようなオーケストラとして馴染んだ音となり、ハイドンの面白さを共に探求していく時間が持てました。
Ensemble à la carteとしても、第1回からに比べると、管と弦とのアンサンブルとしての絡み合いが良くなってきました。
 
本番前日のホールリハーサル、初めてのホールで響きの豊かさに驚きながらも、演奏会当日のGPは殆ど出来ないので、音楽上の詰めを。演奏者の皆様が、ハイドン楽しい!と感じて演奏会に臨むことが肝心でしたので。
 
前半は、リヒャルト・シュトラウスの13管楽器のためのセレナードop.7(コントラファゴットはコントラバスで)、ジョン・ラターの弦楽のための組曲。管楽の持つ温かみある音と、弦楽の溌剌とした演奏を楽しんでいただきました。
後半のハイドンでは、当時のロンドンの聴衆を前にしてハイドンが仕掛けたものを少しばかりは引き出せたかなと。
 
団長として演奏者をまとめてくださった間遠さんはじめ幹部の皆様、スタッフの皆様、快くゲストコンサートマスターを引き受けてくださった坂井さん、指揮を志して早9年未だ至らぬ棒に、積極的に音楽をしてくださっている若い演奏家の皆様に感謝申し上げます。また、協賛としてご支援くださったウェイコム株式会社さんにも、御礼申し上げます。
次回の話をする前に、Ensemble à la carteとしては、6月に依頼としてのレコーディングがあります。そちらも楽しみにしています。
そのため、次回は遅い秋頃になる予定です。ベートーヴェン、モーツァルト、ハイドンとやってきましたので、ベートーヴェンを取り上げる予定です。
 
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。