震災復興支援「真夏の第九」チャリティーコンサートが支援する「槌音プロジェクト」の町、岩手県の大槌町へ、昨日今日の一泊二日で行ってまいりました。
昨年2月の初訪問から、これで4度目となります。
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初めて訪れた時は、まだ瓦礫をやっと片付け終わり、土地の嵩上げが始まったばかりでした。見渡す限り更地。。。
嵩上げされた土地が増え、道路も仮設から本設に変わったり。嵩上げされた宅地には電柱も立ち始めています。
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嵩上げの土の確保のため、幾つかの山が崩されています。すぐ上の写真は、大槌湾に面した道路。右手側に見るものを圧迫するようにそびえているのは防潮堤です。左側が商業地または宅地となりますが、全く海を見ることは出来ません。津波が来るぞと言われても確かめる術がありませんね。
100年に一度の災害のために、この地に住む方々の生活圏を奪うかのように建設が続く防潮堤。此処にお金を掛けるよりも、避難路の充実、素早い住宅再建に回したほうが、むしろこの町の為だったのではないか?と思わざるを得ません。
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大槌湾岸には、まだ震災当時のままのものも。奥には嵩上げのために崩された山が。
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ひょっこりひょうたん島の元となった蓬莱島。
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津波で流された鳥居などが再建されました。この日は干潮ということで、島まで歩いていけました。
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湾内には手の届きそうなところにウニやアワビ。勿論業者以外が採ると違反で捕まります。湾内の中央部には牡蠣や帆立の養殖も。昨年までに比べだいぶ賑やかになってきたようです。
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電柱も多くなってきました。
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上から見ても嵩上げ整地が進んでいるのが分かります。
が、肝心の住民が町内の避難先で自宅を建て始めていたりして、こちらにまだ家を建てる方も少ない、または、大工さんが足らず、建築が進まないのだそうです。。。5年を過ぎる、とは、こういうことです。
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吉里吉里の海岸に建設中の防潮堤。現在使われている右側の道路からも、海を見ることは出来ません。
これはいったい何なのでしょう…
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吉里吉里の海岸に掛かる、震災当時何度も押し寄せた津波被害を物語る橋。
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この様に区画もされていますが、まだ住宅が建つには時間がかかります。余りにも長く待たされ、この地区に戻るのを諦め、町内の避難先で住宅を建て始める方が増え、そちらで大工さんが手一杯だからだそうです。
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帰りに、釜石駅近くの洋菓子店へ。
亀山さんは、震災後の釜石の音楽文化に最も寄与されている凄い方です。勿論、美味しい商品もいっぱい!
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今日もありがとうございました!
そして、「槌音プロジェクト」代表の臺さん、大変お世話になりました。ありがとうございます!
夏の演奏に向けて、頑張ります。