今日は、5月30日夜に亡くなられた方の告別式でした。
指揮の先生のお母様です。

生前にお会いしたのは一度だけですが、3年前の正月での指揮セミナーのあと、お母様が、先生とお弟子さんたちと一緒に会を持ちたいということで、お母様お気に入りのお寿司屋さんで別名新年会ともいうべき会食会がもたれました。その時の写真、今日久々に見せていただきました。
先生のお弟子さんのことを、良く見ていてくださった方で、何人も励ましを受けていたとか。。。
自分が先生の弟子になった時には既にご病気で入退院を繰り返されていたので、お会いできたのが上記の一度だけなのが残念でした。


沢山のお弟子さん(僕にとっては、みな偉大な兄弟子に当たりますが)が朝からの告別式に来られていました。

また午後からは、偲ぶ会第一部として、お母様にBrahmsを聴かせたいとの先生の意向で、セミナー会場としてよく利用させていただく場所へ集まり、遺影とお骨を前にして、ピアノ2台(集まったピアニストは8人!)で、集まった弟子である指揮者16名が、Brahmsのシンフォニー全曲を一人1楽章ずつ振ることに。振る順番も曲も決まっていない状態で始まりましたが、自分は第3番第3楽章を振らせていただきました。お母様に届いたかしら。。。〆は、この日昼過ぎに帰国されたS氏が第1番終楽章をお振りになり、見事な演奏で終えることができました。3時間でシンフォニー全曲をお母様に聴いていただくことが出来、先生も本当に感動していました。この日、ただ一度だけ、先生が涙したひとときでした。



夜は、偲ぶ会第二部。自分はかなり前から先約もあったので辞しましたが、お母様お気に入りのお寿司屋さんで先生とお弟子さんが集まり、偲ぶというよりは指揮者の会状態だったようですが、最後まで先生は元気にしておられたそうです。僕ら弟子としての心配事は、今日これだけ気を張ってらっしゃったに違いないので、その反動が一気に来ることがないかです。。。お前等のことの方がよっぽど心配だと、逆に怒られそうですが……
先生には、まだまだ沢山ヒントを教えていただきたいことがあるので、いつまでも元気でいてほしいです。

お母様のご冥福を あらためてお祈り申し上げます。