ニュージーランドで学んだ仕事への取組み方
前回に続き、ニュージーランドのカシス収穫の見学に訪れた時の話。
ある大きなカシス農園を営むスチュワートさんは
毎年10種類のカシスの新しい品種を研究栽培している。
でもその中で、残せるものはたった1種類ほどだという。
今ニュージーランドのカシスは世界的にも高い品質で評価され、
優れた品種のものがあるのに、なぜ?と聞くと、よりよいものを求めて
顧客に届けていくは当たり前のこと、と。
さらにスチュワートさんは、自分で研究して育てた品種の苗を
他のカシス農家にも分けてあげているという。
自分の所で独占するのではなく、農家仲間全体のことを考えて
業界全体として良くなろうという姿勢に感心した。
自分たちを振り返るとどうだろう。過去の成功に執着し、あぐらをかき、
利益を独占すことに励み 儲かったことを自慢ばかり。
顧客に対しての思いもなくなっているのではないか。
今回ニュージーランドで多くのことを学んだ一つでした。