ユーキャンの折込チラシについて
先週のユーキャンの『福田こうへいCD10巻セット』の新聞折込チラシ。新聞見開きの大判サイズです。ユーキャンさんならではのクリエイティブで作られています。
私が感心したのは、毛筆楷書で縦書きに組まれた文字です。とても美しく読みやすく組んであります。
毛筆体は、横組は比較的簡単だけれども、縦組みはとても組み方が難しい。日本語は一文にひらがな、カタカナ、漢字、数字、記号などが混在するため、バランスがとりにくい。行間・文字間、さらに文字毎の形によって調整していかないとスッキリと見えない場合がある。
また、コピーの内容にとってメリハリや雰囲気も出さなくてはいけないので、実際組んでみるとガチャガチャになってしまうことが多い。
ユーキャンさんのチラシは、いくつかの書体をつかっていて、CMでナレーターが語っているような情感あふれるコピーは毛筆楷書体を使い、文字間詰め気味で少し斜体をかけている。文字で雰囲気を出して購入意欲を高める努力が見えます。
文字を読みやすく、心情まで伝えるデザインは通販広告に大切なことです。