制作スケジュールを甘く見てはいけない
広告制作をする時 必ず制作スケジュールを立てます。
入稿日が明確に決まっている時は、入稿日から逆算して、初校提案→二稿→三稿→審査→入稿などおおよその日程を組みます。入稿日が明確に決まっていない場合でも、おおよその出稿計画に基づいてスケジュールを立てます。弊社では制作開始から入稿までおおよそ1か月ほどで進行します。
制作スケジュールに関しては私自身とても重要視しています。クライアントに対してもスケジュール遵守を求めます。なぜかというと、スケジュールがいいかげんに進む原稿は決していい反響が得られないから。また、大きなミスや損失を招く可能性があるからです。
これはサラリーマン時代のあまり思い出したくもない経験ですが、ある健康食品会社の雑誌広告を制作していた時に、通販会社の担当者が進行スケジュールを全然守ってくれずに、入稿日に間に合わず、製版フィルム入稿せざる負えないことが度々ありました。
そんな中で、ほんとギリギリな状況があって、超特急で製版フィルムを制作したら、一部製版上でやむを得ない不具合が起こり、結局広告は掲載できなかったのです(出版社は印刷を待ってくれませんから)。
この元々の原因は健康食品会社の担当者のルーズな対応でしたが、結局こちら(私がいた会社)が出版社に1,000万円の掲載料を支払い、さらに代替えで他紙に広告掲載するため数百万を支払いました。あとで、健康食品会社の担当者は笑って「戻しも遅かったからな」と言っていました・・・。
この教訓もあって、制作スケジュールをいい加減にはできないのです。スケジュールなんてどうにでもなる、と考えている方は、いつか大きなミスや損失を招くかもしれませんし、取引先や関係者に損失を与えさせるかもしれません。
制作スケジュールを守る努力は怠ってはいけません。