原稿力値を高める! |  通販広告心理学 通販広告は奥が深いなぁ~

原稿力値を高める!

広告の反響率は 掛け算。だから原稿力を高める


昔あるクライアントの仕事で、注文がある一定の額を超えたら広告掲載料金を値引きせずに支払うという約束で、広告掲載するというチャレンジをしたことがある。その時私は一定額をクリアすることが予測できたので受けた話なのだが・・・。


注文数・レスポンス数=①配布部数×②閲覧(読)率×③対象者率×④注目率×⑤原稿力(クリエィティブ力)という式になる。


①配布部数は新聞折込チラシならほぼ正確だが、雑誌や新聞、フリーペーパーなら、公称部数ではなく、正確な実数を把握するようにしたい。ただ、発行者はあまり正直に言わないことが多いので、推測することになるが、できるだけ情報をとるように努力したい。


②閲読率は、配布されたものが、どれだけ読まれているかの率。配布されても読まれないケースが実は多い。新聞折込など例にとれば、10万部配布されても、新聞折込チラシを読むのは約60%の人。ということは有効数6万部ということ。


③対象者率は、女性向け商品であれば、ほぼ男性は購入しないから、配布した中での女性の比率が問題となる。また、年齢層や特定の絞り込みがあるのならそのあたりも勘案していくことになる。

例えば、新聞折込チラシの場合女性は約60%。そのうち50代以上は約55%。よって、50代以上の女性の対象者は、全体の33%となる。


④注目率は、雑誌や新聞なら掲載スペースによって影響を受ける。新聞折込でも、外側にあったほうが、目にとまりやすい。店舗でも、いい位置にあるほうが有利なようなもの。紙の厚さや判型など工夫することでも注目率を高めることができる。


⑤原稿力値は、その広告原稿がもつ力の指標。その原稿がどのくらいのレスポンスをとることができるかという値。つまりレスポンス率と同じ。この数値を高めれば、最終的にレスポンスは上がるし、低ければ、下がる。一番不明確なのがこの原稿力値だが、テストを重ねていけば、経験上判明してくる。通販広告のクリエーティブはまさにこの値を高める仕事。


結果レスポンスは上記の①×②×③×④×⑤で導き出される。

①から⑤の数値のどこかを上げれば結果レスポンスは多くなる訳だが、①~④を上げるためにはコストが単純に上がる。⑤が低い値なのに、①から④を無理に上げても費用対効果が悪い。費用対効果を上げるには⑤の値を高めればいい。

だから、原稿力値を高めなければいけないのである。



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