mixiで友人にリクエストいただいたもの。

ナルト、昔はかなり読み込んでました。
そうだな…サソリが死んじゃうとこまでは読んでた。
んで、大好きなイタチが死んでからは、ほぼ完璧に読まなくなった(´;ω;`)

話しは好きなんだけどね、NARUTOって結構複雑じゃないですか?
だから一話飛ばしたら、全然話しについていけなくなるんですわ…WWW

グダグダ感いっぱいですが、いちおうシリアスなつもりです。

お粗末様でした!
しんどい。
かなり、精神的にクる。

もう何百枚もの紙に目を通したのに、まだまだ半分以上残ってる。
終わりが見えない作業に発狂したくなるが、そうもいかない。

残りの束をペラペラと弾いていると、

「えっ?!」

ほんの一瞬、でも絶対見間違えじゃない…
最愛の人の写真を瞳が捉えた。

でも、理解できない。
どういうことだ?
だって、今オレが見ていた束は…

「いつから暗部に入隊していたんだ…サスケ…」



急いでサクラちゃんを呼ぶと、事態を理解しているような顔でオレに近づいてきた。

「知ってたのかよ…?」

情けないことに、自分でも声が震えているのがわかる。
けれど、サクラちゃんはもっと、もっとか細い声でゴメンと繰り返した。

「就任式のあとにサスケくんに呼ばれてね、こう言われたの…」

オレは今日から正式に暗部に就くことになった。
勘違いしないでほしいが、これは綱手の押し付けではない。自分が決めたことだ。
己の力量をはかるため、そして里のために。

今夜出発する。
また遠分里を離れることになるだろう。
世間に姿を晒すこともなくなるだろう。

だが、必ず戻ると誓う。

いつかアイツが事実を知ってしまったときに、そう伝えて欲しい。

「サスケくん、笑ってたの」

やっとナルトを…火影を支える仕事に就けたって。

「だから、責めないであげて」

ガキみたいに声を上げて泣いた。嗚咽が喉にひっかかって、呼吸が苦しくて、目の前が霞んで…
ただ、自分勝手な悲しみで胸が溢れ返った。

あのボロアパートで二人一緒に過ごしてた日々が幸せすぎたんだ。今だってきっと、お互いの進むべき道が定まってもっと幸せなはずなのに。
なのに、この虚無感は何?

何時だってオレはサスケだけだった。サスケがいない日々も、ただひたすら連れ戻すことだけを四六時中考えていた。

ずっとサスケに依存し続けているんだ。

サクラちゃんは泣き続けるオレをずっと抱きしめてくれていた。
母親のように…。





オレが火影に就いて一年。
そして、アイツが暗部に就いて一年。

もう大抵の仕事は難無くこなせるまでになった。
そして、今日は久しぶりにリスト整理の日だ。

死者名表にアイツの名前がないことを信じながら、大量の名簿をめくる。
オレに出来るのは、ただ、それだけ。

晴れ渡った窓の外で
カラスが笑うように鳴いた。
盛大な就任セレモニーが終わり、今日もまた終わりを告げようとしていた。

今日からこんな立派なお屋敷に住むのか、となんだか落ち着かない気持ちになる。
…いや、違う。この焦燥感は、そんなのが理由じゃない。

昨日からサスケが帰ってこない。
必然的にオレが先に帰る形になってしまったから、ちゃんと鍵を開けて待っていたのに、朝起きたらオレ一人しかいなかった。

綱手のばあちゃんに聞いたら、昨日はあの後1時間くらい話してすぐに帰らせたって言ってたし…。

せっかくオレの夢が叶ったのに。こんなときに限って、アイツは何をしているんだ。

「バーカバカバカバカ…」

イルカ先生は泣きながら抱きしめてくれた。
イノはひまわりの花束をくれた。
シカマルは鹿のツノを、チョウジは正露丸をそれぞれくれた。
ヒナタとネジは屋敷でのパーティーを開いてくれた。
我愛羅は葉書と、砂の国に伝わるキレイな置物を贈ってくれた。
皆、笑顔でおめでとうと祝福してくれたんだ。

「でも、お前からはまだ聞いてねぇってばよ…」

今、お前は何をしているんだ。
家ならあのまま開けっ放しにしているから。だから、帰ってこいよ…



オレが火影になって、一ヶ月が経った。

毎日書類を書いたり、会議の打ち合わせをしたり、最近は中忍試験の準備で忙しい。

サスケは相変わらず帰ってこなかったが、それよりもやらなければならない仕事が多すぎて、サスケに悩む時間などなかった。

「ナルト、今日はリストの整理をするわよ」
「なんだっけ、それ」
「あ、そうか。まだこの仕事はしたことないのよね」

この大量の紙は、下忍から上忍、暗部のすべての個人情報が載っているの。
そして、こっちの表はここ一ヶ月のうちで戦死した忍の名前が載っているわ。

「なんとなく、私の言いたいことは分かったわよね?」
「…戦死した忍の個人情報を処分するってことだろ?」
「ええ。もし外部に情報が漏れたら、国が危険に晒されるから…」
「わかった。サクラちゃんは中忍試験の準備に戻って。出来たら呼ぶから」

わざとらしい笑顔で頑張ってね、と言うとサクラちゃんはパタリと出て行った。

気配がなくなった瞬間、オレはバタンと机にうなだれた。

この類の仕事は一番嫌いなんだ。人の死を認めるのはやはり怖い。
忍として情が厚いのは大問題だが、仕方ないだろう…オレってこんな性格だし。

つらつらと言い訳を並べるうちにようやく気持ちに整理がついたので、大量の紙に手をかけた。

「はやく終わらすってばよ…」