レーベン 浅草 ブログ -3ページ目

レーベン 浅草 ブログ

レーベン 浅草 ブログ

浅草もキレイな桜が満開になりました。


ケンケンは、このピンク色の花のことを知らなかったので


毎日その美しさにうっとりしています。


しかも気候もよろしく


ついつい気持ち良くて眠たくなってしまいます。


パパとママは


「上野の力力と真真に赤ちゃん誕生か?!」


の報道を見て気が気ではないようです。


そのせいで、パパ達は現在仕事がお休みなのです。


そして、どうやらパパの実家へ戻るという意思は本気らしく


ママもどうするか迷ってるみたい。




中華屋に来るお酒好きのお姉さんはといえば、


ちょくちょくモデルルームにやってくるようになりました。


もちろん、スタッフさんと真面目な話をしてるけど、


そのあとは、僕のバイトが始まるまでは一緒に遊んでくれます。




「ねえケンケン、パパとママも誘ってお花見に行きましょうよ!」


「お花見?」


「ほら、今浅草はいつもよりもいっぱい人がいるでしょ。


みんなキレイな桜を見に来ているのよ!」


「そうだったんだ!本当にキレイだよね~。バイトの行きも帰りも


いつも見とれちゃうんだよ」


「じゃあ、週末は絶対約束ね!」


「OK!」


お姉さんはきっと花よりもお酒なんだろうな。


でも、そしたらパパだって大喜びだな。





「みんな準備できたぁ~」


日曜日お姉さんは朝一番で、モデルルームにやって来ました。


「車にいっぱいお酒積んで来たわよっ!」


その言葉にパパは大喜びで飛び出しました。


「お前達っ、早く行くぞ!」


車で来たっていうことは、お姉さんは明日の朝まで飲むつもりなのかな。


でも、ここに泊まればいいし。今日は楽しい一日になりそうだ。





そんなこんなで、隅田川沿いをみんなで歩いていると


一瞬何かが見え隠れしました。


「んっ、暴暴(ボーボー)?!」


「パパったら、何言ってるのよ」


「いや、気のせいかな.....」


とその時、大きなパンダと軍服を来た人たちが一斉に僕らを取り囲みました。


「貴様を王国へ帰すわけにはいかないのだっ」


大きなパンダ(暴暴)が叫びました。


「お前達、いつから...」


「王はじきに死すだろう。お前さえ戻らなければ、我々が新しい国を創るのだ。


もう、平和だとか仲良しとか、子供みたいな国とはおさらばだ!」


「ちょっと、あんた達。いきなり何なの。私たちはこれからお花見なの!」


お姉さんはスタスタと突破しようとしました。




「キャ」


軍服達はお姉さんを投げ飛ばしました。


ケンケンは頭にきて飛びかかっていきました。


でも、大きなパンダはびくともしません。


「お前達の好きにはさせん。王国はこれからもずっと変わらないぞ」


パパはそう叫んだものの、この場をどう乗り切るか決めかねていました。


その時、いつかのチビっ子達がパパの視界に入りました。


「ほらっ!これを」


チビっ子達は、自分たちの自転車を指差しています。


パパの目がキラリと光りました。





レーベン 浅草 ブログ



────────────────────── 次回更新日:04月27日

東京メトロ銀座線「田原町」駅徒歩9分、つくばエクスプレス「浅草」駅徒歩2分
レーベンリヴァーレ浅草エヴァープライド ディプティ エレメンツ project浅草
公式サイトはコチラ!


近頃はスタッフさん達とも家族のような間柄となり


挨拶も気軽に交わすし


御菓子をもらったり、おしゃべりしたり、


もちろんマンションのお勉強もしたりと


楽しく快適な日々が続いています。


ただ、パパは例のお姉さん(敵国のお姫様)の一件以来


なにやら考え事にふける時間が増えました。


僕はといえば、あいかわらず


バイトにいそしんでいます。



「おはよう!大将」


「やあ、ケンケン。どうだい、マンションは買えそうかい?」


「何とかなりそうだよ!もっともっとお仕事がんばらなくちゃね。


 だから時給のアップお願いね!」


「..........。そういえば、常連の女の子いるだろ」


「あの奇麗なお姉さん?チャーハンセットの人だよね」


「あの子も昨夜必死にマンションのチラシを見てたよ」


「ホント!じゃあさ、お仲間だよね。今度来たら声かけてみようかな」



その夜、仕事も一段落して


大将の作る美味しい「まかない」の唐揚げ丼を


ケンケンが食べていると、話題の女性がやって来ました。


「大将、チャーハンセットに餃子、あとビールも」


女性は注文を終えると、バッグからおもむろにチラシを取り出しました。


あっ!やっぱり浅草って書いてあるチラシだ!


グフフっ。てことは、僕たちと同じだね。


ケンケンは一気に自分のご飯を平らげて、


大将がビールを出している隙に、


大将用の唐揚げ丼の唐揚げだけをお皿に移し替えて


女性のテーブルに歩み寄りました。


「おいっケンケン。何をするんだ。こらっ」


「いつも、ご贔屓に有り難うございます!これ、サービスです」


「まあ、どうもありがとう!」


この店の唐揚げは絶品なんだよ。ビールのつまみにも最適!らしい。


「ところで、お姉さん。そのマンション買うんですか?」


「えっ、う~ん。まだ迷ってるんだ。このバルコニーが広い部屋を狙ってるんだけどね」


女性はチラシに掲載されている間取りを見せてくれました。


僕たちが狙っている部屋よりはなんだか小さい感じだけど


確かにバルコニーが広くて開放的な感じ。



「僕たち家族もこのマンション買うつもりなんだよ!お姉さんは一人で住むの?」


「そうなんだ。じゃあ確かにこれより広いお部屋が必要よね。ワタシは一人で住む予定よ」


「ふ~ん。でもさ、いっしょに買えるといいよね。そういえば先日、実際の建物の現地を


 見に行ってきたんだよ!」


「ワタシも見に行ったわよ。スーパーも目の前だし、人通りもそれなりにあるから


 女性のワタシも安心な場所なのよね」


「じゃあさ、ここに決めちゃえば!!実は僕、ここのモデルルームに住んでるんだよ。


 スタッフさんとも仲良しなんだ!」


ケンケンはうっかり秘密をしゃべってしまいました。


大将もやれやれって感じで見ています。



「お、お姉さんっ、今の話は内緒にしてください」


「大丈夫よ。それに友達に話してもなかなか信じてくれないと思うし」


お姉さんはそう言ってケタケタ笑っています。


レーベン 浅草 ブログ-ビール
その後、大将も交えながらお酒も進んだお姉さんは


「もうケンケンはワタシのお友達ね!今度、モデルルームに行くわっ!」


と言ってご陽気に帰っていきました。




レーベン 浅草 ブログ-餃子



「なんだよ、ケンケン。やけにあの子に優しいじゃないか。


 タイプなのか?」


「そんなんじゃないよっ」


ケンケンはいつも厨房で皿洗いをしていたから


お店に出れてうれしかったし、スタッフさんから学んだマンションのお話ができて


楽しかったのです。それに日本に来てはじめてお友達ができたのです!



なんとなく幸せな気分で家(モデルルーム)に帰ると


パパとママは何やら話し込んでいました。



「なあママ、どうやら私は実家に帰らないといけないかもしれない」


「どうして、何かあったの。このマンション嫌いになっちゃったの?」


「いやいや、このマンションは欲しいよ。それにスタッフさんたちも優しいし、

 ケンケンもなついてるしな」


「だったら、なんで帰るのよっ」


「......」



パパは黙ってしまいました。


先日ママ達があんみつの話に夢中だったあの時、


パパはそっと僕に話してくれたんだ。


敵国のお姫様は実はパパのフィアンセだったんだ。


まだ敵になる前らしいけど。


そんな話がでた頃、パパはママと出逢ってしまったんだよね。


とにかく、パパは色々決着を付けたいんだろう。



僕は聞かなかったことにして布団に潜り込みました。


明日スタッフさんに、チャーハンセットのお姉さんのこと話してみよっと。



────────────────────── 次回更新日:04月13日

東京メトロ銀座線「田原町」駅徒歩9分、つくばエクスプレス「浅草」駅徒歩2分
レーベンリヴァーレ浅草エヴァープライド ディプティ エレメンツ project浅草
公式サイトはコチラ!

今日は朝から僕たち家族はソワソワです。


昨夜、お姉さんが「げんち」に行こうと言ってきたんだ。


一体僕たちを何処へ連れて行く気なんだろ?


まさか!?


優しく近づいておいて、どこかの悪い人に売りつける気なのかな。


でも、そんな風には見えないし.....。


とにかくソワソワなのです。



「おはようっ!」


「ワッ!」


急にお姉さんが現れるから、


僕たちは飛び上がってビックリしてしまいました。


「何驚いてるのよっ。また、何か部屋のもの壊したの。フフフ..


 早速だけど、早く準備してね。午後はお客様が見えるから


 お昼前には帰ってきましょうね」



僕たちは、お姉さんに促されるまま、


国際通りを花やしきの方角へ歩きはじめました。


ほんの3分くらい歩くと、


もうすぐ完成しそうなマンション?に到着しました。



「さあ、着いたわよ!」


「ギクッ」


お姉さん、着いたっていうけど、ここで何しようっていうんだ!


通りには人がいっぱい居るし、スーパーも目の前にあるから


まさか此処で僕たちに変なことするとは思えないけど。


「なに、変な顔してるのよっ、これが私たちのマンションよ!」


「えっ?『げんち』ってマンションの名前なんですか?


 でも確か、名前はレーベン何とかって言うんでしょ!


 お姉さん、本当のことを教えてくださいっ」


僕は勇気をふりしぼって質問したんだ。


「あっそうか。フフフ。


 現地が何のことなのか分からなかったのね。


 聞いてくれれば良かったのに。


 現地ってマンションが建つ場所のことよ。


 さあ、ここがあなた達が暮らすマンションよ!」



んっ。なんだ? 現地ってマンション!?


僕たちは、モデルルームは本当に住む場所ではないということや、


現地=建設地ということなど簡単に説明してもらいました。



「いやあ、うすうす分かってたんだけどねぇ。こりゃ失敬」


パパは勉強不足のくせに見栄を張っています。


でも、例のいなくなっちゃったお姉さんの件もあって、


僕はなかなか人を信じられなくなっているのかもしれません。


お姉さんはいろいろと説明をつづけ、


パパとママは熱心に耳を傾けています。


「そういえば、そろそろスカイツリーもオープンするわね。


 ここの屋上からはよく見えるのよっ」


ぼんやりとしてた僕も、お姉さんのその言葉で我にかえりました。


そういえば、僕は確かにスカイツリーに登ったんだよな。


スカイツリーかぁ...。あっ、そういえば猫ちゃん元気かなぁ。



そんなことを考えていると、


ふと嗅いだことのある薫りがしました。


そして、見覚えのある女性のシルエットが


通りの方に見えた気がしたのです。


僕は急いで駆け出しました。


「おいっ、ケンケンどこに行くんだっ、待てっ」


パパが叫んでるけど、僕は振り返らずに走りました。


お姉さんはもう、交差点を渡っているところでした。


「お姉さんっ!」


お姉さんはびっくりしたように振り返りました。


少し髪型は変わっていたけど、確かにあのお姉さんでした。


すると不意にお姉さんは逃げるように走り出しました。


と同時にお姉さんがもっていた籠から猫ちゃんが


飛び出して僕の方に駆け寄ってきました。


「う~久しぶりだねぇ、グフフっ」


僕らは互いに頬ずりしながら再会を喜びました。


この感触だよ、気持ちいいなぁ!



レーベン 浅草 ブログ-パンダと猫



「なあ、ケンケン。確か、あの女性は敵国のお姫さまだ」


振り返るとパパが珍しく真面目な顔で立っていました。


「あの女性はパパと目が合ったとたん逃げ出したが、


 あの顔は忘れもしない。多分、モデルルームにいた時は


 変装していたんだろう。」


「エッ!?まさかっ。パパ、それ本当なの?」


「間違いない。だとすれば、これまでの事件もだいたい見当はつく。


 辛いだろうが、猫ちゃんとも今日でお別れだな。


 お姉さんとママが心配すると面倒だから、パパは先に戻るぞ。」



そんなぁ。やっと久しぶりに遭えたのに........。


猫ちゃんもなんだか寂しそうな目で訴えています。


「う~、じゃあね、またいつか何処かで遭えたらいいね。グスン..」


「ニャアァァ」


猫ちゃんは振り返り振り返りしながら、


お姉さんが走っていった方へ、とぼとぼと歩き出しました。


僕も、姿が見えなくなるまでずっとその場所を動けませんでした。



「そういえば、あそこのあんみつだけど、滅茶苦茶美味しいわよ」


「知ってる知ってる、じゃああそこは?」


ママ達はマンションのことよりも甘いものの話に夢中です。


「あれっ、パパっ。ケンケンは?」


「あ~、何だかバイト先の常連のお客さんがいたみたいでさ。


 すぐに戻るってよ。」



────────────────────── 次回更新日:03月30日

東京メトロ銀座線「田原町」駅徒歩9分、つくばエクスプレス「浅草」駅徒歩2分
レーベンリヴァーレ浅草エヴァープライド ディプティ エレメンツ project浅草
公式サイトはコチラ!