第十五話 桜吹雪は事件の香り | レーベン 浅草 ブログ

レーベン 浅草 ブログ

レーベン 浅草 ブログ

浅草もキレイな桜が満開になりました。


ケンケンは、このピンク色の花のことを知らなかったので


毎日その美しさにうっとりしています。


しかも気候もよろしく


ついつい気持ち良くて眠たくなってしまいます。


パパとママは


「上野の力力と真真に赤ちゃん誕生か?!」


の報道を見て気が気ではないようです。


そのせいで、パパ達は現在仕事がお休みなのです。


そして、どうやらパパの実家へ戻るという意思は本気らしく


ママもどうするか迷ってるみたい。




中華屋に来るお酒好きのお姉さんはといえば、


ちょくちょくモデルルームにやってくるようになりました。


もちろん、スタッフさんと真面目な話をしてるけど、


そのあとは、僕のバイトが始まるまでは一緒に遊んでくれます。




「ねえケンケン、パパとママも誘ってお花見に行きましょうよ!」


「お花見?」


「ほら、今浅草はいつもよりもいっぱい人がいるでしょ。


みんなキレイな桜を見に来ているのよ!」


「そうだったんだ!本当にキレイだよね~。バイトの行きも帰りも


いつも見とれちゃうんだよ」


「じゃあ、週末は絶対約束ね!」


「OK!」


お姉さんはきっと花よりもお酒なんだろうな。


でも、そしたらパパだって大喜びだな。





「みんな準備できたぁ~」


日曜日お姉さんは朝一番で、モデルルームにやって来ました。


「車にいっぱいお酒積んで来たわよっ!」


その言葉にパパは大喜びで飛び出しました。


「お前達っ、早く行くぞ!」


車で来たっていうことは、お姉さんは明日の朝まで飲むつもりなのかな。


でも、ここに泊まればいいし。今日は楽しい一日になりそうだ。





そんなこんなで、隅田川沿いをみんなで歩いていると


一瞬何かが見え隠れしました。


「んっ、暴暴(ボーボー)?!」


「パパったら、何言ってるのよ」


「いや、気のせいかな.....」


とその時、大きなパンダと軍服を来た人たちが一斉に僕らを取り囲みました。


「貴様を王国へ帰すわけにはいかないのだっ」


大きなパンダ(暴暴)が叫びました。


「お前達、いつから...」


「王はじきに死すだろう。お前さえ戻らなければ、我々が新しい国を創るのだ。


もう、平和だとか仲良しとか、子供みたいな国とはおさらばだ!」


「ちょっと、あんた達。いきなり何なの。私たちはこれからお花見なの!」


お姉さんはスタスタと突破しようとしました。




「キャ」


軍服達はお姉さんを投げ飛ばしました。


ケンケンは頭にきて飛びかかっていきました。


でも、大きなパンダはびくともしません。


「お前達の好きにはさせん。王国はこれからもずっと変わらないぞ」


パパはそう叫んだものの、この場をどう乗り切るか決めかねていました。


その時、いつかのチビっ子達がパパの視界に入りました。


「ほらっ!これを」


チビっ子達は、自分たちの自転車を指差しています。


パパの目がキラリと光りました。





レーベン 浅草 ブログ



────────────────────── 次回更新日:04月27日

東京メトロ銀座線「田原町」駅徒歩9分、つくばエクスプレス「浅草」駅徒歩2分
レーベンリヴァーレ浅草エヴァープライド ディプティ エレメンツ project浅草
公式サイトはコチラ!