先月の高齢者集いの会で
盛り上がった「手合わせ」が
今回はどの様になるのかが楽しみだった。
 訪問前のリハーサルでも
子供達は初めての事に嬉々としながらやり、
手合わせをした腕が長くなる事に驚き、
「これをおじいちゃん、おばあちゃん達と
一緒にやって、ほぐしてあげよう!」
と張り切っていた。


養護施設へ着き、控室へ向かいながら
既に会場で待ってくれていた方に挨拶をした時、
夫が一人のおばあちゃんと握手をした。
すると、それを見た職員の方から
『今日は触れる事はしないで下さい』
と、言われた。
打ち合わせの時に手合わせをしたい事を
伝えていたのだが、インフルエンザ感染を
危惧して衛生部からの指示だそうだ。
同じ空間でひと時を過ごし、
交流の場であるはずが
「触れてはいけない」
という指示に、途轍もない違和感を感じた。
食い下がった私から職員の方は目を逸らし
「衛生部からの指示なので…」
ともう一度言った。

残念ながら、
今回は手合わせは出来なかった。。


しかーし!


入居者の皆さんは、
ダンスナンバーが終わるたびに
車椅子から身を乗り出し
子供達に話しかけ、手を伸ばす。
子供も嬉しそうに近づいて握手をする。
ダンス披露が全て終わってからも
子供達は呼びとめられたり、
または自ら近づいて話をし、
「また来てね」
「また来ます」
と言いながら握手を交わしていた。