HIPHOPやJAZZダンスナンバーが
全て終わり、いよいよ即興だ。
開始から40分近く経ち、
客席全体に、いよいよ疲れの色も
見え始めていた。

先月の高齢者の会で披露した時は
踊る前に、即興について少し説明をした。
だが今回は、夫が「では次は最後の曲です」と
紹介している時に「いいよー早くやってよ」
という声が聞こえてきたので
説明を省き直ぐに始めた。

踊り始めて間もなく、
ふっと小々波の音が聞こえてきた。
かけている曲には小々波の音は入っていない。
それに、スピーカーの鋭角な音ではなく
もっと柔らかく優しい音だ。
その小々波が客席の方から
寄せては引き、また寄せてくる。。

何人かの方が感じるままに
細かく手を叩いていたのだ!

こちらに向けて流れてくる
エネルギーに助けられて、
3人で5分間を踊り終えた。
横から見ていた子供達と保護者の方々の
拍手も加わり、優しくも濃いエネルギーに
部屋中が満たされていく様に感じた。

踊り終えると、客席から
私のコメントを待っている
雰囲気が伝わってきたので
「実は今の踊りには振付はなかったんです」
と、言うと
「おおーー!!」
と言う驚きの声が上がる。
また、
「本当に人と人が関わるとはどういう事なのか。
頭で理解するのでは無く、感じ合う事を
ダンスを通して研究しています。」
と、私が話している間
客席は静まり返っていた。

〜つづく〜