彼女はいつもダンスに一生懸命だった。
高い目標に向かって直向きに努力する。
だから私たちも一生懸命に教えた。


それがいつしか何かが変わってきた。
何があっても何を話しても
通じ合わない、響き合ってはいない。
何よりダンスを心から楽しんでいない。
それでも
彼女はダンスに一生懸命だった。


そんな時、彼女はある決断をした。
ダンスとは違う方向を目指すと言う。


彼女のお母様が挨拶に来てくれた。
これまでの経緯などお話しして下さり、
こんな事を仰った。
「あの子が一つ心残りだったのは
『ダンスで良い結果を出して先生方に
良い思いをさせてあげられなかった事』
と言っていたんです」
と。

その時、彼女が
ダンスを心から楽しめなくなった
理由が分かった。

自分でも気づかないうちに
私たちや誰かや何かの為に
ダンスに一生懸命になっていたのだ。


今、
彼女は自分で決めた方向に進み始めている。
ダンスをする時間は減ったが
スタジオに来た時は今まで以上に集中して
取り組んでいるし、楽しんでいる。
だから、技術もどんどんついている。

そういえば、表情も柔らかくなったな照れ



スタジオの子供達にも
自分が何が好きで何がやりたいのか、
そして、
自分で決める事の大切さを
折を見て話すようにしていこう🌱