鏡に向かって振付を教える。

そうすると鏡ごしに子供達と目が合う。
目が合った事・私を見ている事は認識できる。
振付の形は伝える事が出来る。

だが、
子供達との生の距離感が
鏡の中には、無い。


そこで、鏡に背を向けて踊らせて
私が子供達の前に立ってみる。
それまで鏡に向けられていた子供達の意識が、
途端に目の前の私に注がれる。
子供達の体温を直に感じる。

その体温は、温度も質も様々だ。

振付を覚えている時は、
自信に溢れた熱いものや
私に「見て!」とアピールしてくる
鋭い光線など(笑)

振付を覚えきれていない時は、
「助けて〜」と私に訴えてくる
ふわふわと温かいものもあれば、
「……」と、無言で焦る
冷んやりしたものなど(笑笑)

鏡ごしでは分からない子供達の様子が
向かい合えば伝わってくる。


以前も鏡についてブログに書いたが、
ダンス(ダンサー)が独り善がりになりがちな
要因の一つとして、稽古の時に
鏡に向かい合っている事は大きいと思う。
ダンスが自己完結になっていないか
常に注意しなければいけない。


さて、
振付を覚えられず私に助けを求めてきた場合
私が鏡の役目を担うことになる。
咄嗟に左右反対の振付を
子供達に向かって踊る。
私も必死だあせるあせる

そんな時、子供達は
私の熱を直に感じているに違いない(笑)