コンテンポラリーダンサーTilman
武道から関係性を学ぶ

ダンサーの為のワークショップ最終日


最後のワークは2人組でコンタクト。
(手の平を合わせ、その接点から
互いを感じ取る事で動きが生まれる。)

ここには思考や判断を一切持ち込んではならない。
何故なら「感じる」事をしているから。
また、直接の接点としては手の平だが
自分と相手そのものが関係する事も重要だ。
重要だというよりも、実際だ。
手の平とコンタクトしているわけではなく、
人と人がコンタクトしているからだ。

と、
言葉で説明するのはなんて簡単なんでしょう

実際やってみると
「どうすれば?」
「こうか?」
などと頭の中が騒ぎ出す
その間、相手を放ったらかし、感じていない。

そして今回
ここに更にテーマが足された❗️

「リーダーとなる側が相手を際立たせる」

すぐさま「どうやって⁉️」と
頭の中が騒ぎ出す
その結果、相手を際立たせるどころか
関係もしていない。

ペアで話し合い工夫しながら2度トライしたが
日野先生の判定は、、
全チーム「No!


混乱の空気の中
先生がTilmanを相手にコンタクトを始めた。

場が、静かになる。



予め決められた手順も約束もない。
「相手を際立たせる」という
たった一つのテーマがあるだけ。
本当の即興コンタクトだ。
緊張感の中、日野先生のリードで
伸びやかに動くTilmanの身体。
畝り、止まり、大きく揺れ、そして跳ぶ。
なんとも言えない間合いに、
全員が釘付けになった。
そして、コンタクトが終わった時も
拍手も出来ないくらい圧倒されていた。。


日野先生ブログより
言葉で会話をするよりも、身体で語り合う方が、
遥かに間違いが少ないし伝わりが早いのだ。
もちろん、その身体でなければ無理な話だが。

どうして無条件で楽しいのかというと、
スリリングだからだ。
何がどうなるのかは全く分からない。
もちろん、ティルマンも
私がどう切り返すかが分からない。
だから、関係の中に緊張感が
自然と漲ってくるのだ。
それが見ている人たちを巻き込んでいく、
一つの側面でもある。』


コンタクトが終わった後
Tilmanの顔は高揚感で上気し、
身体いっぱいに広がった感覚を
只々、味わっている様だった。

私は、感動という言葉では説明がつかない
何かに身体の奥をえぐられた様な感覚で
思わず号泣していた。


「あれ」がまた見たい。
私も「あれ」をやりたい‼︎