婚活サポートAmourの代表カウンセラー大田雅弘です。

 

元保険体育科教諭で、高校生や大学生の性教育に長く携わった性教育研究者の村瀬幸浩さん(81)が「大人向けの性教育」をテーマにした本をまとめました。

 

「50歳からの性教育」(河出新書)です。

 

では、なぜ、「50歳から」なのでしょうか?

 

50歳前後に大半の女性が更年期を迎えることは知られています。

 

一方、男性にも更年期があって、性欲が減退したり、精神が不安定になったりすることはあまり認知されていません。体や性の変化でつまずかないため、50歳を節目に、性について、パートナーとのセックスについて、改めて考えることが大切だと考えられたおすです。

 

 

セックスには、3つの役割(価値観)があります。それは、

 

①「生殖の性」

②ふれあう心地よさや幸福感をわかちあう「快楽共生の性」

③相手を支配する「支配の性」

 

です。

 

50歳前後で生殖の役割は終わりが近づきます。

 

「快楽共生の性」に重きを置く関係にシフトしたいところですが、学校の性教育で教わるのはほとんどが生殖の性だけ。

 

生殖の性が終わると、「役割は終わった」というようにセックスはいやらしいこととして遠ざけてしまったり、ポルノのイメージに振り回されて相手を支配しようとしてみたり、戸惑いと混乱が起こりがちです。

 

そうならないために必要なことはなにが大切なのでしょうか?

 

ベースになるのは「性とは人権」=その人が人間らしく楽しく生きていく権利だと互いに認識することです。相手が望まないことはしない。自分が望まないことはする必要がないのです。

 

今は同性同士のカップルが子供を養育するなど、家族や夫婦に対する社会の考え方に大きな変化が起きています。

 

性の多様性も知られてきました。自身やパートナーの性的指向を見直す機会が訪れる可能性もないとは言えません。

 

時代の流れと共に、私たちは変革の時代を生きています。

 

時には息抜きをしながら、勇気を持って「性と生」への向き合い方を変えていってほしい。そう思います。

 

婚活サポートAmour

代表カウンセラー 大田雅弘