婚活サポートAmourの代表カウンセラー大田雅弘です。

 

結婚できない人はなぜ増えたのか

「結婚していない」もしくは「結婚できない」人たちが増えた原因は何でしょうか?

 

 

それは単に、男女の意識変化ではありません。そうではなく、結婚をめぐる社会、とりわけ経済状況が変わったことが最大の原因と考えています。

 

つまり「個人の意識はむしろ変わらないまま社会の変化が進み、結婚が減った」が私の結論です。その結果として独身者が増え、独身でも生活できる仕組みが整ったということです。

 

たとえば、1994年に『諸君!』で発表した「結婚難と経済成長」の中では、「女性は自分や自分の父親よりも収入の高い男性と結婚するのが当然だと思っている。高度経済成長期はそういう男性が簡単に見つかったからみんな早く結婚した。けれども、経済成長が鈍り低成長期になって、自分や自分の父親よりも収入の高い男性の数が減り、結婚相手を見つけることが難しくなって、結婚は先延ばしになり、結果的にあぶれて結婚できない男女が増えている」と論じました。

 

高度成長時代では、仕事の主軸は「男性」であり、女性は「事務」を担うサポート役だったのです。

 

これが、女性の社会進出が進み、企業で「女性も主軸」という風に変化して行きました。

 

更に「できる女性上司に普通の男性が部下となる」ことも珍しくなりました。

 

結婚だけが人生ではありませんが、高度経済成長期の「社内結婚」という行動は現象し、女性が社内を見ても「結婚したい!」という男性がいなくなったのです。

 

これが「未婚化」を生みます。男性も、社内から「結婚してもよいと思ってもらえる女性」もいなく、社外での出会いも少ない・・・・・。

 

女性も、社内に「結婚したもよい男性」がいなく、社外での出会いもすくない・・。

 

ないない尽くしでは、出会いも交際も結婚も減るばかり。これが「社会的な非婚化」と考えます。

 

また、収入の高い男性と結婚できる確率が低下する、とい経済条件が変化しました。

 

それでも、収入の低い男性と結婚するのを女性が厭わなければ、未婚化は起こりません。けれどもそうはならず、女性は収入が低い男性とあえて結婚することはしないのです・・・・。

 

 

つまり未婚化は、結婚をめぐる意識は変わらないけれども「経済・社会環境」が変わったがために生じた現象であり、経済の低成長という構造的要因なので将来的にも結婚できない人が増え続ける、というのが私の考えです

 

今日の結婚難に悩む若い人たちから見たら、周りには「よくこんな人が結婚できたな」と思えるような60代、70代の人が多いはずです。これは、経済成長が続いた1975年頃までは、どんな人にとっても結婚は「本人がしたければ、簡単にできるもの」だったということの裏返しでしょう。

 

この点については、また書いてみたいと思います。

 

婚活サポートAmour

代表カウンセラー大田雅弘

 

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