6月18日(火)兵庫県立芸術文化センターで行われた、薬師丸ひろ子さんのコンサート備忘録の続きです。
ギター、ベース―・ギター、ドラムス、キーボード等のポピュラー楽器が一切入らない公演でした。
オーケストラの構成は岩城直也さんのPop Orchestraと大阪交響楽団との混成。
そしてピアノは音楽監督でもある武部聡志さんが演奏。
薬師丸さんと武部さんは指揮者の岩城さんよりも前に居られたので、視覚面で遮られることはなかったです。
ポピュラー・コンサートとは異なり、ビアノの音はマイクで拾っておらず、曲によってはオーケストラの演奏に掻き消された箇所もあります。
逆に“元気を出して”はピアニカ、ピアノ、チェロそして控え目な打楽器のみの編成だったのでチェロよりもピアノが前に出ていました。
勿論、同曲でのチェロは複数ではなく、1台での参加です。
ドラムはなかったけれど打楽器奏者の演奏する大太鼓や時折登場するティンパニーがコンサートでは中心を担っていました。
通常聴けるバス・ドラムとは似ているが、違う。
でもその違いを言葉にするのは難しいです。
ライヴをご覧になった方だけがわかるところでしょう。
面白いのは“セーラー服と機関銃”。
ここでは小太鼓つまりスネア・ドラムが小刻みなリズムを出していました。
こちらもまた、ポップス・コンサートのドラム・セットで表現されるスネアとはやはり異なっていました。
もっとザラザラしたサウンドでした。
チューニングは多分固めでしょう。
同曲ではそもそもいつもよりテンポが速かったんです。
弦の動きが目まぐるしく、それに対し涼しい顔で付いて行く薬師丸さんの歌唱が印象的です。
小太鼓の働きを考えれば、あの編曲は良かった。
伴奏のエレクトリック・ピアノは当日ピアノに置き換わっていたのは言うまでもありません。
あっ、だからテンポを速めたのか!
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