久しぶりにamassから。
巻頭に<イアン・ギランが選ぶ『お気に入りのディープ・パープルの隠れた名曲』>が目に入り、僭越ながらこの私も内容を読む前に5曲選んでみました。
つまり、イアンと何曲重複するか興味があった訳です。
しかし、難しいのは再結成第1弾1984年の「パーフェクト・ストレンジャーズ」以降の楽曲には一部例外を除き、ライヴの定番曲がなく、何をもって『隠れた名曲』とするかの問題がありました。
しかも、ジョン・ロード脱退以後の日本公演は見ていないのも迷う要素となった。
とは言え、自分なりにイアン在籍時の作品から6つ選びました。
なぜ6曲かと申せば、70年代と80年代以降の楽曲を半々に選びたかったからです。
①ハード・ラヴィン・マン(ディープ・パープル・イン・ロック)
②誰も来ない(ファイアボール)
③マリー・ロング(紫の肖像)
④ウェイステッド・サンセット(パーフェクト・ストレンジャーズ)
⑤サムタイムズ・アイ・フィール・ライク・スクリーミング(紫の証)
⑥セヴンス・ヘヴン(アバンダン)
“誰かの娘”や“フールズ”を選ばなかったのは、スタジオ盤では未完成だからです。
正直、ライヴで生演奏に接するまではいまひとつ良さが伝わらなかった。
上記は「ファイアボール」収録曲ですが、それは「紫の肖像」にも言えます。
一方、「イン・ロック」の“ハード・ラヴィン・マン”を1970年代当時やリッチー・ブラックモア在籍時に演らなかったのは不思議であり、非常に勿体ない。
あの疾走感はアルバムを〆るに相応しい演奏ぶりです。
「イン・ロック」自体、計算された作品集と言うより、有り余る力を直截的にぶつけたアルバムでしょ?
そして、イアン・ギラン氏の回答。
①マリー・ロング
②ラプチャー・オブ・ザ・ディープ
③ラズル・ダズル
④イン・トゥ・ザ・ファイア
⑤レイジー
おかしい!
④と⑤は隠れた名曲ではない。
とりわけ、⑤は1972年の「ライヴ・イン・ジャパン」に名演が収められているじゃないですか(苦笑)
しかも、③は冗談としか思えず、わざわざ『イアン・ペイスがこの曲を好きでない』と解説までしている始末。
結局、一致したのは“マリー・ロング”のみでした。
これは「紫の肖像」では、“ウーマン・フロム・トーキョー”を別にすれば、珍しく完成度の高い曲と思えます。
ただし、イアンが同曲を選んだのはそんな理由とは無関係です。
この人もリッチー・ブラックモアとは違った意味で一筋縄ではいかない性格なのでは?
もっとも、リッチーに同じアンケートを投げかけたら、もっとわかりやすい選曲をするでしょう。
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