趣味のスピーカーと実用のスピーカー その1 | 愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

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一粒の雨にさえ心揺れることもある。いつもどんな時も心閉ざさずに…。

去る9月7日(水)に学生時代の友人と会食しました。

相手は過去に何度かオーディオ関連の記事でご登場頂いたN氏です。

8月の後半にスピーカーを買い替えたとのことで、今回はその時聞いたお話を綴ってゆきます。

30年以上愛用してきたケンウッドLS-11ESからダリのオベロン3に替え、私が質疑応答でケンウッドとの違いに力点を置いているのは、漠然と新スピーカーのダリの特徴を連ねてもわかりづらいと判断したから。

オーディオの場合、何か他の機種と比べることによって新機種の個性がより明確になるでしょ?

 

ヘッドフォン派の私がスピーカーの話をじっくりと聞くのって皮肉ですかね(苦笑)

しかし、『私にとってスピーカーは必須のオーディオではない』とまでは言い切れません。

なるほど、所有しているCDやレコードの大半は自宅にてヘッドフォンで愉しんでいるものの、スピーカーから音を出して鑑賞したい時もあります。

だから私自身スピーカーには無頓着ではなく、購入する際はそれなりに考えています(本当に?)

 

 

私:メールでも書いておられましたが、新しいダリのスピーカー、オベロン3の調子はどうですか?

 

N氏:取説に慣らし運転が100時間必要とあったので、最終的な評価はまだですが、現時点でも結構愉しんでいますよ。ケンウッドLS-11ESとの違いもはっきりしているし。ちなみにケンウッドは外して保管します。キズもないので処分はしません。

 

私:ならばセンター・スピーカーを1本買い足せば、SACDをMurti-chで聴けますよね?

 

N氏:いいや、私が所有しているアンプのデノンPMA-1500AEはマルチには対応しておらず、外さざるを得ないです。もしサラウンドで聴くとすれば、シアター・モード対応のアンプを購入しなければなりません。

 

私:せっかくなのでスピーカーのお話を記事にしても良いですか?できればケンウッドLS-11ESとの比較を中心にして。

 

N氏:どうぞ。

 

私:まずケンウッドとの最大の違いは?

 

N氏:ケンウッドはヴォーカルが他メーカーよりも良く出ていた。一方ダリはケンウッドと比較して2db低い。つまり能率が低い訳ですが、そう気にならない。ただし昔出ていたCDはその限りではありません。なぜなら元々の音量レベルが低いからです。

 

私:LS-11ESにあってオベロン3にない点は?

 

N氏:落ち着きがやや失せたかもしれません。しかし、高音が前面に出ており、その欠点を補って余りあります。低音もまあよく出ている。これは高音との対比で出ていると感じているのかもしれへんけど。

 

私:もしオベロン3に大昔に使っておられたヤマハのプリメインアンプA-6aを組み合わせるときれいな音に響き過ぎる?

 

N氏:ヤマハのアンプは今は所有していないのではっきりしたことは言えない。とにかく今はデノンのPMA-1500AEの力強さをダリが良い意味でコントロールしてくれている感じですかね。ケンウッドのスピーカーがヴォーカルの肉付きが良過ぎたのは、LS-11ES自体よりデノンのアンプPMA-1500AEとユニバーサルプレーヤーDCD-1500REの個性が強かったからでしょう。その対策としてスピーカー・ケーブルとインシュレーターを替えました。ケンウッドは昔は迫力を感じたが、今の自分には重い。

 

私:確かにスピーカーを買い替える時には、アンプやプレーヤーとの相性も考えないといけませんね。

 

N氏:話をまとめると、アンプとCDプレーヤーがデノンなので音の厚みはあるんやけど、ヴォーカル再生がケンウッドではやや太めになる傾向だったのが、ダリでは細くなったのではなく、シェイプアップされた感じにヴォーカルがすっきりしています。音場は広いです。レッド・ツェッペリンの“レヴィ・ブレイク”も不満なく聴けます。

 

私:そもそもダリはデンマークのメーカーですね。同じデンマークのスピーカー・ブランドのディナウディオはこれまで候補にならなかったのでしょうか?

 

N氏:全く関心なかったです。試聴体験すらありません。そもそも海外メーカーに目を向けたのは今回が初めて。ダリは最初『鳴り方が違うな』とは感じた。とにかく今は愉しく聴けています。

 

私:これから海外メーカーのオーディオを買うご予定は?

 

N氏:それはわからない。保証の点で若干の心配がありますし…。最初にダリの存在を意識したのは5~6年前にヨドバシ梅田店のオーディオ売り場で、エイミー・ワインハウスの歌声が良い感じで鳴っていて、メーカー名を見るとダリのでした。その頃から気にはなっていました。ただ、当時はツェッペリンの“レヴィー・ブレイク”はどういう感じに鳴るのか、ロック向きかどうかはわからなかった。しかし買うと決めたのはあの時だったと思います。それとケンウッドのLS-11ESを購入してからもう30年以上が経ち、飽きてきたというのも正直ありました。

 

 

 

 

 

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Ibaraqui, le 9 octobre 2019