前回は、丸の落下でしたが、
今週は、四角形の落下アニメーションです。

またしても、落ち物です。
ところが円から、四角に形が変わるだけで、
アニメーションの概念が、がらりと変わります。
位置、スケール、回転に加え、重心点の移動が必要になってきます。

下の図のようなアニメーションを作ります。
$ダイノサトウ MotionImage

四角が落下し、頂点を中心に回転します。
一辺が接地すると同時に、回転の中心、
(AfterEffectsでは、アンカーポイントといいます。)が
瞬間的に反対側の頂点に移り、
そこを中心に再び回転します。 $ダイノサトウ MotionImage

作成手順の詳細です。

ダイノサトウ MotionImage-boxrot01
80pixel程度の正方形(以下BOXと表記)を
PhotoshopもしくはIllustratorで作成し、
AfterEffectsにフッテージとして読み込みます。
(Illustratorの場合、アートボードツールで、制作する大きさを同じに アートボードを設定する必要があります)
回転した時、わかりやすいように文字などを書いておくとよいでしょう。

次に、床を長方形ツールで作ります。(左図の赤丸アイコン)



ダイノサトウ MotionImage-boxrot02
BOXの位置、回転にキーフレームを打ちます。
最初にキーフレームを打つ場合は、
左にあるストップウォッチマークをクリックします。







ダイノサトウ MotionImage-boxrot03
タイムラインを10fに移動させ、
BOXの頂点が床に接地するように回転、移動します。
この時、”アンカーポイント”にもキーフレームを打ちます。
これは、BOXのアンカーポイント(基準点、重心)が、「ここです!」と
記録するためです。(現在はBOXの中心にあります)





ダイノサトウ MotionImage-boxrot04
1フレーム進めて11fで、アンカーポイントを移動します。
アンカーポイントを動かすには、
ツールバー赤丸の「アンカーポイントツール」を使用し、
床に接地している頂点にアンカーポイントを移動します。
すると、位置、アンカーポイントに
キーフレームが追加されます。




ダイノサトウ MotionImage-boxrot05
タイムラインを20fに移動させ、
BOXを回転させます。
アンカーポイント移動したので、
接地している頂点を中心に、回るようになります。
左図のように、回転させます。





ダイノサトウ MotionImage-boxrot06
20fでアンカーポイントと、位置にもキーフレームを打ちます。 11f~20fの間、「アンカーポイントは同じ場所です。」
という意味です。







ダイノサトウ MotionImage-boxrot07
21fでアンカーポイントを移動します。
BOX左側の頂点に1フレーム、つまり一瞬で移動するということです。
位置、アンカーポイントにキーフレームが追加されます。






このとき、なぜか人によっては、アンカーポイントを動かしている時に、
BOX自体が動いてしまう事があるようです。原因はわかっていません。

対処法として、
●現時間より後ろに、位置、アンカーポイントのキーフレームが無い状態にする。
●位置のキーフレームを先に打つ。
●アンカーポイントを移動させるときには、Shiftキーを押しながら、水平方向に動かす。
(Shiftキーを押しながら動かすと水平、垂直にのみ動くようになります)


ダイノサトウ MotionImage-boxrot08
タイムラインを1sec.(つまり30f)に移動し、
図のように回転させます。
位置とアンカーポイントにもキーフレームを打ちます。







ダイノサトウ MotionImage-boxrot09 そして、再度1f進めて、アンカーポイントを移動し、
キーフレームを追加し、
移動したアンカーポイントを中心に再度回転させます。

これを何回か繰り返す事で、四角の箱の回転は完成します。


下が、完成ムービーです。(タイミングなど、色々調整されています。)



この演習では、
●モノが動くときは、動きの中心を考える必要がある。
●他のモノとの関係で、運動の中心点は変化していく。

という2つの概念が大切です。

正直、この演習は難しいと思います。 必ずマスターする必要はありませんが、理解しておくことは、 後々役に立つはずです。