皆さん、あなたの鉛筆を直ちに置いて下さい。
世間の風潮に流され、受験の為、筆記試験で高得点を出すべく縛られ、今も紙と闘っているあなた、紙の束にどうしようもなく24時間365日かじりついているあなた、そして机と椅子に縛られているあなた。
世界には本当の戦争に立ち向かっている子供等が、なんて言わない。
眼前の結果論だけに縛られ過ぎていませんか?
就職活動が巧く行ったとしても、手を切られるかもしれない。
または個性無き歯車として不眠不休の奴隷に使われもするだろう。
苦しくなったらおいでませ。渾身の泣き言は聞いてあげよう。
視野が狭まっているか、または限られた進路の言いなりだったのか。
囚われの身から解き放ってあげよう。そして再び鉛筆を持って下さい。
今度は、己が心情を文字に表してみなさい。ただし、時間無制限。
どれだけかかってもいい。心が開くまでタイミングを見計らうも良し。
戦うだけが一生なら、人と争う以外に価値がなければ実に哀れ。
心にも避難所が欲しい。命がこれ以上、失われて欲しくないから。