ウザイ。おれは到頭傷つけた。自己否定率の只でさえ高いぼく。何て後味が悪いんだろう…
遂に言ってやったと、上っ面では得意気だった。思春期の傷を八つ当たりの武器にした。
今日通った作業所には、おれより知的・発達障害の程度が重い奴等が同席していた。
とある奴は、おれの当時をソックリコピーした奴。そこに通い出し10箇月を過ごした我等。
同じ仲間たるはずも、学校時代のトラウマを通う毎にぶり返し…、だからおれもウザくなる。
一瞬だけの快楽が辞められず、且つそれだけでは満たされず、回数を重ねる毎に激昂。
言葉では足りず、挙句は暴力に手を染める。戦争の縮図同然じゃんか、そうだよな…。
職員は仲良くやりたいと願ってる。それでもぼくには近い将来的な怒りの像が目に浮かぶ。
それをどうしたの?と優しく包み込む懐のサイズが、自分勝手なぼくが求めている。
人を傷つける目的の職場なんて誰も要らないと叫ぶのが本心。おれは引篭るべきか…
お袋が先日「あんたは外へ出なくていいから、ずっと寝てて」と…。そっちの方が相応しい。
生ける凶器が街の徘徊こそ、恐怖の種でしかない。たった今の快楽で人生を棒に振るか?
誰かぼくを助けてと悲鳴を上げる勇気、その叫びに当然乍ら手を差し伸べるボランティア精神。
ぼくは誰も幸せに出来ない、寧ろ大災害を引き起こしかねない。おれは必要無き化け物…
御免よ、迷惑ばかりかけて。どれだけ叩き直しても無駄な迷宮…。我侭ですら表面沙汰。
どうすればいいのか判らない。それでも進んで行くしかない、足を止めちゃいかんのだな…。