ぼくは、猫が好きで堪らない。動きが何とも癒される。旧宅時代、近所の床屋が猫を飼っており、その子が又、人懐っこいんだ。良く纏わりつかれて遊んだな。
然し、猫と云うのは、実に用心深い。近付こうとしただけでサッと逃げ、殊更疑り深い頑固者は、触ろうならば、其の手を引っ掻くと云う恐ろしい奴。其れでも、ぼくは猫が好き。仕草も鳴き声も、種類に関わらず、大好きなのは大好き。
片や、最近は犬も愛らしくて…。現在は特にチャウチャウにド填まり。毛深さが何とも言えず、正に可愛いの言葉にしか尽きない。只今ぼくの心を鷲掴み。
然し、ぼくと云う奴は皮膚に爆弾を抱えており、ペットの飼育が出来ない…。
15年前の夏、野良仔猫が家に来た時も…。人懐っこくて可愛かったのになァ…
だから、ぼくはイメージの中でしか、動物と暮らせない。寂しくて残念な奴…。
短いアニメでも良いから、ぼくの希望を具現化したい。可愛い君等の為に。