透明人間に捧ぐ… 完結編 | 取り敢えず与太話 FTMアスペルガー児のぼくがホザくんだし…

取り敢えず与太話 FTMアスペルガー児のぼくがホザくんだし…

日々感じた事や、兎に角伝えるべきセリフを文字にして発信。皆を傷つける事は極力避けながら、周囲と幅広く関わりを持って行こうと望むぼくの記録。イマジネイション有り余る限り性を出します!

昨日は、こだわりソング・パーティーのリクエスト採用記念にポエムを載せましたが、今日は、その完結編を大公開です。皆様、心の準備をば…(大袈裟ら!!!)


捕まる寸前に犯した暴力


過去に犯した罪


ぼくが不在の今、学校ではどう扱われる?


何にせよ、ぼくは透明人間。



家事だと叫んでも、人々は火事の現場へ駆けつける一方。


野次馬なら尚の事。


そんなのは姿が視えても視えずとも、


野次馬共はヤンヤと物見遊山。


若し視えたとしても、


現場は何処かと訊くでしか無く…


矢張りぼくは独りボッチなの?



嫌ならその視えないを解いても良いんだよ?



謎の声がぼくだけに届いて来た。



どおせ嫌われ者は視えるのが気に入ら無いんだ。


視えない侭で良いに決まってらぁ!!!!



又、別の声が…



ぼくは透明人間でいるべきなのか?


其れとも、自分をハッキリ示すべきか?



ぼくは…


ぼくは…!!!



気付くと足は勝手に進み出し…


けたたましいブレーキ音と共に、急停止の自動車。



ぼくは、小さな誰かを抱えた侭、倒れ込んでいた。


ドライヴァーさんは大丈夫か?と駆け寄る。



そっと腕を解いたぼく。



あの時、暴力を奮ってしまった幼子


当時の我儘で犯した罪…


程無く、態度や行動で詫びる機会を


神様は与えて下さった…。



それでもぼくは、またみえなくなる。



命が無くなった。


ぼくの方が…。



矢張り、あの子は清々するだろうな…


ぼくの死を皆喜んでるに違いない。


ぼくは永久に捕まった。



あの世に逮捕されたから。



さらば、透明人間…


さらば、親不孝なぼく…



あの時を境に、


ぼくの死はもう約束されていたのだから…



済まぬ家族よ、


そして有難う。


ぼくの我儘で自棄同然の願いを聞き入れて下さりし、


何処ぞの神様…



皆、本当に御免…



もう忘れてくれまいか?



ぼくが遺した最大の謎は、どんな名探偵も解けやしない。


寧ろ、解く気すら起きないだろうね…



ぼくは透明人間だ!


声無き叫び…




一瞬虚しく通り過ぎたかと思うや、


いつもの日常が…



当たり前の如く、


何も無かった様に


やって来た。



ぼく、在なくて良かったんだなァ…



在ちゃ駄目だった訳でもないさ…



再びあの声



償ったでしょ?


其れが君の御免為さいなんだよ



姿は視えなくても、


君のやった事(善行)を解ってくれる人達は、


必ず在ると思う。



透明人間で良かった。



そう思うか否やは君次第。


ユックリお休み、


透明人間君…




ラジオでも紹介して貰った通り、ぼくは高3時代、本当に心から辛い事の連続で透明人間になってしまいたいと、冗談抜きに思っていました。当時の思いを最初の詩に託して…、若し透明人間になってみないかと誘われたら…、今答えに出来る事は、当時の気分に委ねるのみです。なるやどうかはその時になってみたら解るとぼくは言っておきます。透明人間は、ぼくの心に今も健在です。