久しぶりのワインレポート!
セーニャ&ロカス・ド・セーニャの新ヴィンテージが
9月7に発売されます!
1995年にチリのエデュアルド・チャドウィック氏とナパのロバート・モンダヴィ氏がタッグを組みチリワイン業界で初の国際的ジョイントベンチャーが設立されました。そして誕生したワインがセーニャであり、現在、世界の一級格付けワインとして不動の地位を誇っています。チリがワールドクラスのワイン生産国と評価されるきっかけとなったワインといっても過言ではないでしょう。
ボルドースタイルをモデルに、ぶどうは太平洋から40kmに位置するアコンカグアヴァレーでビオデナミー農法で栽培されています。ぶどう品種にカルメネールを加えることで、チリのテロワールを感じるワインに仕上がっています。
また、2020年に続き2回目のヴィンテージとなるロカス・デ・セーニャは、アコンカグア・ヴァレーのテロワールの多様な表現を探求し続ける中で生まれたセーニャのセカンドワインです。グルナッシュやシラー、ムールヴェードルなど地中海原産のブドウ品種を加えたユニークなブレンドによりエレガンスと若々しいフレッ シュさを兼ね備えたワインとなっています。
ブドウ品種
<セーニャ2021>
カベルネ・ソーヴィニヨン 50%
マルベック 27%
プティ・ヴェルド6%
カルメネール 17%
(比率はその年により異なります)
2021年のヴィンテージは平均的な降雨量があり、水量を十分にを回復したことと、過去 の平均よりわずかに涼しかったことで、ブドウがゆっくりと成熟する理想的なブドウ生育期となり ました。3月下旬のセーニャのブドウ畑は適度に温暖な気候に恵 まれ、ブドウは完璧な成熟に達しました。 ブドウの収穫は3月下旬から4月中旬にかけて行われました。
2021年ヴィンテージは、理想的な気候条件が偉大な純粋さを持つ生き生きとしたワインをもたらした、傑出したヴィンテージとして記憶されるでしょう。複雑性の高いアロマと爽やかな酸を持ったワ インで、甘美で伸びやかな味わいにきめ細かなタンニンがあります。傑出した長期熟成能力を持った ヴィンテージです 。
<My Tasting Note of `21 Sena & Rocas de Sena>
色調は、美しい深いルビー色。香りはベリーの香りとともに、胡椒やクローブのようなスパイス、ダークチョコレなど何層にもアロマが重なります。
味わいは、しっかりとした凝縮感とともに、スッと伸びた美しい酸と、ビロードのような滑らかなタンニンが特徴的。
とてもエレガントで長期熟成のポテンシャルを感じます。
ロカス・デ・セーニャは、セーニャと同時に飲み比べると若々しいフレッシュさが感じられますが
しっかりとした骨格とエレガントさを兼ね備えた心地よいミディアムボディのタイプのワインに仕上がっており、セカンドワインとしての位置付けが勿体ないと感じるワインです。
<Food pairing >
フレンチレストラン
ル・ブルギニヨンの菊地シェフが
この偉大なるワイン セーニャに相応しい料理を作って下さいました!
●仔羊の背肉のロースト
付け合わせに、グリーンアスパラガス
トウモロコシのベーニエ
ジロール茸のソテー
フレッシュアーモンド
香辛料を効かせたソーセージと、ナバラン・ダニョー
上質な仔羊の柔らかい食感と味わい深いフレーバーは、複雑味があり、ほんのりスパイスが効いてタンニンがきめ細やかなセーニャと素晴らしい相性で、付け合えわせの野菜やソーセージと共にマリアージュを存分に楽しみました。