量子医学のレクチャーが終わり、ここからは私の心の歪みがいつどこで形成されてきたのか探す作業に入っていった。


まずは家系図。


S先生は私に家族や親戚の情報を聞きながら、家系図を白い紙に書いていった。


加えてその人の性格や、私との関係性などもヒアリングされた。


この時私は、母、そして父方の祖母との関係が自分の病気に大きく影響を及ぼしていると考えていた。


私は小さい頃から、父方の祖父母と同居をしていた。

だが、この家族が大っ嫌いだった。


特に祖母。


自分の可愛い息子を盗られたとでも思っていたのだろう。母のことを目の敵のように嫌っていて、いつもいつも母にきつくあたり、嫌味を言っていた。


本当に渡る世間は鬼ばかり👹のドラマを酷くしたような、そんなやりとりが小さい頃の私の目の前で繰り広げられていた。


坊主憎けりゃ袈裟まで憎し。


そんな諺があるように、母から生まれた私に対しても祖母のあたりは強かった。


友達からおばあちゃんと出かけたとか、おばあちゃんにおもちゃを買ってもらったとか、

そんな話を聞くたびに、なんで私はおばあちゃんに愛されないんだろう、可愛がってもらえないんだろう

と疑問に思っていた。そしてただただ哀しかった。


家の中は私にとって決して安らげる場所ではなかった。


常日頃耳にする祖母から母への嫌味、そしてそれを言われた母はいつも私に愚痴をこぼし私はその愚痴を聞き続けた。


祖母は私と母の共通の憎むべき相手であり、私が母を慰め守らなければと言うそんな使命感が幼い私の中にはあった。


私はここ祖母との関係の中に私が病気になった原因があると強く思っていたので、一生懸命に説明したのだが、

S先生は何故か父との関係について、私に質問をしてきた。


父は昔はとても物静かな人だった。寡黙で、あまり笑っているところを見た記憶がない。


ただ、早期退職制度を使って会社を辞めてからは、よく笑い、自分の好きなことをしていて、こんなに好奇心旺盛な人だったんだと驚いた。


父との関係性が悪かったとは思わないと私は答えた。


S先生との面談が終わり、また待合室で待つよう言われた。


次に例のドクターから名前を呼ばれ診察室へ入った。ドキドキドキドキ。

前回最後は私を診てくれると言っていたが、気が変わっていたらどうしよう。。。


👨‍⚕️「あれからご飯は食べれてる?」


🙎‍♀️「はい!ご飯を食べることにまた喜びが出てきて、肉や魚、卵など美味しく食べれています」


👨‍⚕️「そうか、それはいいね。それで今日のS先生との初めての精神セッションはどうだった?」


🙎‍♀️「家系図を書きながら自分の思いを整理しました。私の中には何故祖母は私をこんなに憎むんだろうという気持ちがあって、それは自分に悪いところがあるからだとかいう自責の気持ちや、自分は愛されないという潜在意識への刷り込みが病気の一つの原因になったと思います」


👨‍⚕️「お母さんやおばあちゃんと関係のところはかなり深く掘れているけど、お父さんとの関係は?」


🙎‍♀️「S先生にも同じことを聞かれたんですが、幼い頃の父との記憶ってほとんどないんです。。。」


👨‍⚕️「次回のセッションまでに、お父さんとの関係性について考えておいで」


ドクターは前回と同じ人とは思えないくらいに穏やかな口調で話してくれて、私はホッとしていた。


でもドクターもS先生も何故父親との関係について、こんなに聞いてくるんだろう?

私は何も問題なかったと思うんやけどなぁ🤔


そんな疑問を持ちながら、1回目の精神セッションを終えた。