次のセッションでS先生から問われたことの一つは、なんで病気が現れたのがおっぱいだったのか❓ということ。
確かにいろんなストレスや体に害のあることをしてきて病気になるなら、他の場所でも良かったはず。
私はドクターの本を数冊読んでいたので、乳癌が表すメタファーについてはある程度理解していた。
ドクターの本には、
乳腺は女性器なので、乳癌ができると言う事は女性性の否定があるのではないかと考える。女性でいたくないと言う深層心理があるから、乳癌ができる。
と書かれていた。
では私の場合はどうか❓
私は自分が男の子であったら良かったのにと思うことがたくさんあった。そして家族に望まれていたのも男の子だった。
我が家はいわゆる地主。
跡取りとなる男の子が望まれていたのだ。
私はずっと
「あなたがお婿さんをとって、家を守っていかないといけない」
と言われ続けてきた。
だけど、私が中学生になって大きな変化が我が家に訪れた。
特に不妊治療などをしていたわけではなかったのだが、母が40歳で弟を出産したのだ。
跡取り息子ができたと我が家は大いに喜んだ。
私はこれで私は家から解放されると内心ほっとしたのと同時に私はもう用済みかと言う憤りの気持ちもあった。
女の子でありながら長男の役割を果たさねばと思って頑張ってきたのに、自分の存在意義を否定されたように感じていたのだと思う。
祖母は特に弟の誕生を喜び「この子は私の生きがいや」と言って大いに弟をかわいがった。
高齢出産で出産後静脈瘤も発生し絶対安静だった母は、数週間病院に入院した。
私は学校が終わってからお見舞いに行っていたが、祖母に言われ母の洗濯物などは全部私がやっていた。
私も初めて弟ができてうれしかったので、弟を触ろうとしたら「汚い手で触りな」と祖母から言われ、さすがに私も頭にきて「私は病原体じゃない」と反論したことを覚えている。
私も男の子に生まれていれば、こんな風に無条件に愛されたのかという思い、弟への嫉妬そんな気持ちでいっぱいだった。
私はこんな風に自分の女性性を否定していた。
というか、こうやって男を重視する家族の中で、女であることに何のメリットも感じられなかったんだと思う。
他の場所でなく、なぜおっぱいだったのか。
この問いに対する答えはここにあった。