昨晩8時に我々イギリス国民&居住者に渇を入れるべく、
女王がスピーチ(録画)されました。
いつもはクリスマスの年一回なので、これは異例中の異例です。
いつもは女王のテーマソング(といっていいのか)が流れると
スーさんは直立不動で敬意を示し、
スピーチが始まると腰を下ろすのですが、
昨日は突然スピーチが始まったので、スーさんずっと立っていました。
座るタイミングを逃したと思われます。
この2週間、テレビじゃずっと気が滅入るニュースが流れっぱなしだし、
政治家は終始こわばった顔で命令口調で話すばかりだったので、
女王のクリスマスの時と同じ声が
多分表現としては不可なんですが、
おばあちゃんに優しく諭されているようで
最後の「また皆に会える日が来ます」に不覚にも泣いてしまいました。
自覚していなかったけど、この状況に結構、自分こたえているみたいです。
でも自分だけじゃないと思えただけでも、
女王のスピーチは価値があったことだと思うし、まだまだ頑張れると思えた。
これは政治家じゃ絶対無理。
明けて今日は、またまた庭仕事でした。
1時間かけて雑草を抜いた後、土を大きなバケツに入れて移動の繰り返し。
ひとバケツが20キロはありそうで腿と腰にダイレクトにピリピリ来て、
汗は吹き出し、頭皮も臭い始めました。
私、こういう時だからというのもあり、
手塚治の「ブッダ」を読み直している最中なんですけど、
自分、スードラ(奴隷)じゃんと。
ちゅうどいいタイミングというか、お隣のリチャードが
「おーい、女将~!」
と向こうから手を振っていて、
リチャードも庭仕事をがんばっていたのか、なぜか上半身裸。
スードラ度、100パーセント。
ああ、私の奴隷仲間もがんばっているんだから頑張らないと。
さもないと鞭で打たれてしまう、、、。
見上げた空は真っ青でした。
シャワーを浴びたので、このブログを書いている私は平民レベル。
そして明日またスードラになります。