パスポートの期限が今年の11月なので更新してきました。

まだ日数あるんですけどね。

国によってはパスポートの残留期間半年以上、

なんてところもあるのでこういうのは早め早めで。

 

新しいパスポート発行にかかる日数は5 営業日となっていますが、

遠隔地に住んでいる場合、大使館に朝10時半までに申請すると

即日発行してもらえます。

イギリスではロンドンでしか申請できないので、

一日仕事を2回やらなきゃいけない手間を省いてくれているんだと思います。

 

なるほど、て感じですけど

私の場合、これがちょーーーっとややこしいのね。

 

うちの住所、郵便番号上ではハンプシャー州になります。

 

ハンプシャーの場合、即日発行は無理で、5日待たないといけません。

 

でも住民税(Council Tax)はドーセット(Dorset)州に払っているんです

ややこしいでしょー。

 

私が住む集落はハンプシャー、ドーセット、そしてウィルチャー州、

この3つの州がちょうど隣接する、まさに交差地点にありまして、

本来ドーセットに属するけど、郵便番号はハンプシャーのを拝借している、という。

 

もうお察しでしょうけど、ドーセットは「即日発行」適用の州です。

 

どっちを取るってもちろん「即日発行」ですから、申請の際、

 

「郵便番号はハンプシャーですけど、ドーセットに住民税を払っているので即日発行してください」

 

と言う必要があります。

もちろん、住民税支払いの控えを持参で。

 

前回、10年前に申請した時は、

 

「少々お待ちください、上司に確認してまいります」

 

と言われ、そのスタッフは私の申請書と住民税の控えを持って奥に引っ込みました。

 

当時は奥まで見渡せるレイアウトだったので、

その上司(といってもどう見ても20代の男性)の一挙一動が見えまして。

 

上司はスタッフの話をフンフン頷いて聞くと、

おもむろに立ち上がって背後にある巨大イギリス地図に向かい、

私の申請書と住民税書類、そして地図を何度も目で往復したのち、

指さし確認を始めました。

 

恐らく私が住む場所を地図上で確認し、

州の境界線を指でなぞっていたのだと。

 

上司は「結構」とばかりに大きく頷き、

それを認めたスタッフが小走りに私の方に戻って

「大丈夫です」

 

(うん、見てたから知ってる)

口には出さず無事即日発行してもらったのが10年前。

 

そして今回ですが、

「前回と同様、即日発行でお願いします」

と住民税の控えを渡し、

その承認にしばし待ちはしましたが(今は衝立で向こうが見えなくなっている)

無事、当日午後発行してもらいました。

 

新しいパスポートの私は

当然ながら10年前の写真に比べると確実に年を取り、

思いっ切りたるんだ顔面になっていたのが認めがたいと言えば認めがたいですが、

これからは空港の入国審査で

私の顔とパスポートの間を何往復されることも無いだろうと思うと、

ちょっとホッとしています。

 

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