カリブ海クルーズではいくつかの島を訪れました。

 

島の名前を忘れましたけど、

ビーチでトラウマレベルの遭遇をしたので残しておこうと思います。

 

港に着いて下船した私とスーさんは、「OO水族館」の札を持って立つ、

ネルソン・マンデラ似のおばちゃんの運転で水族館に向かいました。

 

スーさんが事前に申し込んでいた、

水族館の入場とビーチが自由に使えるというツアーです。

ツアーと言っても水族館と港の往復が主で、あとは完全放置でした。

 

水族館はまあその、いいんじゃないですか、でしたが、

イグアナが野良猫並みにそこここで昼寝していてちょっとビビりました。

 

スーさんはイグアナのうんちを頭からひっかぶってしまい、

滅多にある事じゃないし、ある意味ラッキーじゃないか、と適当に慰めました。

 

水族館を終え、ツアーを組む割にはやたら狭いビーチに陣を敷き、

スーさんはシュノーケリング、私は惰眠を貪ろうとしていた矢先のことでした。

 

妖怪ぬりかべ並みの、やたら四角くて大きな背中の巨漢な男性が目につきました。

 

彼の髪型がスーパーとかでたまに見る、

スポーツ刈りなのになぜか後ろ髪だけ長い子供に酷似していて、

それだけでも私の注意を引くに十分だったのもあります。

 

彼はビーチチェアに座ってなにやらやっていましたが、

準備が整ったのか、立ち上がって海に向かって歩き出しました。

 

問題は、彼の水着

 

マンキニって聞いたことあります?

 

Man(男)のbikini(ビキニ)、略してMankini。

 

アメブロの検閲に引っかかる恐れがあるので画像を貼るのはやめます。

気になる方はmankiniで検索してみてください。

 

口で説明すると、

まず男性にセクシーなビキニパンツをはかせます。

今回の色は蛍光グリーンです。グリーンでお願いします。

 

履いたところで両腰の部分、

相撲だと「のこったのこったー」で力士が掴むまわし部分、

あれを思いっきり引っ張って、ぐーーーっと伸ばして、

両肩に引っ掛ける。

ビキニが思いっきりVの字を描きましたでしょうか。

それがマンキニです。

ビーチによっては着用を禁止している危うい水着、それがマンキニ。

 

マンキニ氏はゴーグルを持って海に向かいました。

くるりとお尻をこちらに向けましたが、意外に小さく可愛いお尻でした。

 

「力士尻」

 

青いカリブ海を目にしながら私の脳に浮かんだ言葉です。

 

反対側ですけどお腹が垂れ下がっているので肝心の部分が見えず。

見えなくて全く構いませんが

なにもマンキニつけて隠す必要無いんじゃ?と思ったくらいです。

逆に人目を引く結果になっているし。

 

マンキニ氏、泳ぐのが好きなようでゴーグルを装着して、

シュノーケリングに熱中しています。

 

熱帯魚が多くて有名なビーチなので観光客としては正しい行動ですが、

他の観光客のほとんどがわざわざゴーグルを外して、

マンキニ氏の小尻に注目していました。

熱帯魚どころじゃない。

子供たちはディズニーランドでミッキーに遭遇したような興奮顔でした。

 

マンキニ氏が泳ぐ先の岩場では

地面まで伸びたドレッドヘアを垂らしたおじさんが、

晩御飯用なのか釣り竿を振っており、

これがカリブなのか?いや多分違うと思った風景でした。

 

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