たまたま前の勤務先近くを通ったので寄ってみると、

無くなっていました笑い泣きはは笑うしかない

 

そんな予感していたんですよ~。

 

5年前、スーさんのトルコ赴任が急に決まり、

私は当時昇進&部下をつけてくれるって話の真っ最中だったから

ほんと後ろ髪引かれる思いで退職したんです。

 

「週末だけトルコに行けばいいじゃん」とかなり上の上司に言われたのですが(飛行機で4時間の距離なので不可能ではない)、

「家族は一緒じゃないとダメ!」なスーさんに従いました。

そのあとテロだクーデターと連続したので一緒に行って正解でしたけど。

もし離れていたら心配のし過ぎで、のけ反って床で頭打って

自分が自爆していたでしょう。

 

私の退職後、なぜかFBでつながる元同僚たちが次々辞めて行きました。

自己都合なのかリストラなのか良く分からなかったけど、

あまりにも高い離職率。こりゃ何かあったなと。

 

決定的だったのは、私を高く評価してくれた上司が転職していたことでした。

 

この上司は元ロンドン、カナリーウォーフの銀行マン、

公認会計士の免許を持つファイナンスな人でした。

 

私の前の前の上司(イギリス人)が今でも殺意を抱くぐらいにどうしようもない人で、

自信を失いかけていた私を自己評価以上に高い位置に引き上げてくれたのがこの上司でした。

 

ボーナスは出来高制で、

ファイナンスは誰かの尻ぬぐいばかりでアピールしにくい分野にもかかわらず、

スーさんが驚くぐらいの額が貰えたのもこの上司のおかげ。

 

一緒に仕事をしていくうちにお互い打ち解け、

たまに愚痴を言い合ったりしていましたが、ある日、

「僕が転職したら、女将も呼び寄せるから」

と真顔で言われ、いまいち良く分からなかった私は

「そうですか、ありがとうございます」

 

私の薄い反応に戸惑った上司は、

「これは僕なりのcomplimentなんだけど」

と寂しそうに言っていたのを思い出します。

 

家に帰ってスーさんにこのことを言ったら、

「女将の馬鹿!上司が部下にこういうこと言うのは最大級の賛辞(compliment)なんだぞ!」

涙流して感謝するべき内容だったみたいです。

 

同僚が次々去り、

信頼していた上司も去り。

そしてオフィスはがらんどう。

 

これも諸行無常なんでしょうか。

 

とりあえずこの元上司に「事務所、空っぽですけど」と連絡してみます。

 

 

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