先日イスタンブール各所で大打撃を与えた雹(ひょう)、我が家の客間も、まるで竜巻が通ったような被害を受けました(詳しい記事はこちら)。

 

客間の電動シャッターの今の様子です。

 

 

 

 

プレート2枚の両端が強風でひしゃげてカセになり、上にも下にも動きません。

 

 

 

50センチ降りたところで止まっています。

 

ひょうが降る前、このシャッターは下20センチ空けた状態まで降りていました。

 

強風でシャッターが押し上げられ、同時にプレートが歪んだのでは。

スーさんが自力でプレートを直そうとしたのですが残念ながら出来ず。

今日、修理屋のお兄さんに来てもらいました。

 

修理屋さんはこの状態を見るや、「Dangerous(危ない)」とポツリ。

 

 

 

 

そうかな、私には普段通りに見えるけど。

下2枚のプレートを取り換えればいいだけのことでしょ?

 

なのに修理屋の人は、窓枠全体のサイズを測り、

「シャッター全部取り換えるから、見積もりはこれだけ」

と数万円単位の金額を出してきました。

 

こらこら、外人だからって吹っかけちゃいかーん。

すぐスーさんに電話し、直接2人で話してもらうことにしました。

(修理屋のお兄さんは英語が少し話せた)

 

スーさんは電話口で、

「なんで全とっかえなんだ?2枚プレートを取り換えるだけでしょ?」

とゴネているのは確実でした。

 

でもお兄さんも譲らず、途中からスーさんの会社のトルコ人が電話口に出たのか、トルコ語で話し始めました。

何言っているのか分からないけど、なんかおかしい、なんか噛み合っていない、そんな感じでした。

 

お兄さんが突然私に、「残りのシャッターはどこにあるのか?」と聞いてきました。

 

変な質問ですよね。

どこもなにも、シャッターは50センチだけ降りた状態なんで、残りは当然、上の収納ボックスに丸まって収まっているんでしょ?

 

「ううん、無いよ」

 

ごめん、意味がよく、、、、無いとは??

 

「シャッターは、今見える50センチしかないの

 

つまり?

 

「残りの2メートルはどこかに飛ばされたみたい

 

無いんかい?丸まって収まって無いんかい!?

 

お兄さん上部の収納部分を手探りでごそごそ。

 

「うん、無い、飛ばされちゃってる笑。あの日の風半端無かったし、バルコニーが飛んで行った家もあるよ」

 

 

 

この窓ガラス部分にあたるシャッターはどっかに飛んだってさ、、、。

 

だからお兄さん、これ見てすぐ「危ない(dangerous)」って言ったんだ。

 

お兄さんから私の携帯を取り上げ、

 

「スーさん、違うの、無いの!シャッター飛ばされて無くなっているの!!!」

「ええ?嘘だろ~(爆笑)」

 

飛ばされたシャッターはどこにいったんだろう。

 

我が家は16階(日本式だと17階)なんで、飛距離も相当なものだったのでは。

 

マンションの草むらにシャッターの残骸を見たけど、あれうちのだったのかもしれない。

 

ひょうが降った当時、私外出していて、すぐに対応出来なかったことを悔やんでいました。

でも今は「あの時家に居なくて良かった」に傾いている。

 

ベリベリ剥がれてふっ飛び去るシャッターなんて見ちゃったら、パニックに陥って要らぬことやって下手すりゃ怪我していたかもしれません。

 

窓ガラスが一枚も割れなかったことは幸運でした。

 

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