日本のマッサージも最近安くなったね。
前はだいたい1時間1,000円くらいで見ていたけど半額近くになっている印象。
それだけ競争が激しいってことだろうか。
友達と温泉に行った帰りに新宿でマッサージを受けた。
店の数もサービス内容も盛りだくさんで迷ったが、結局1時間の全身マッサージを受けることに。
若いお兄さんが私の担当になり小さくガッツポーズ。
私マッサージは男性の方がいいんです。変な意味はありません。
友人の方には若い女性がついたそうだが、屈強な若い男性が私のブースに入るのを見て(やっぱりね。女将、でかいし)と思ったと後から言われた。
「お客さま、特に凝っているところはありますか?」
「いやあ、ありません」
マッサージ師に向かって超ヨユー発言の私。
だったら来るなと言いたいところだろうが、お兄さんは首のあたりからモミモミを開始した。
すると腰とお尻の尻っぺたと二の腕が非常に気持ちいい。
これ、凝っているってこと?
「バキバキですね。それ以外の箇所もバキバキです」
「ええー私、最近筋トレしてるからそんなに悪くないって思ってた」
「確かに筋肉ついてますけど、ちゃんとストレッチしていますか?」
「・・・・・・・・・・してない」
「ダメですよそれじゃ」
「やらなきゃだめかな」
「当り前じゃないですか」
呆れ声のお兄さんはそれからマッサージじゃなくプロレス技のようなものを私に次々とかけては、「にぶい」を連発した。
私マッサージ屋で「凝ってる」は何度も言われたことあるけど、
初めて言われた。にぶいて。
「体が全然反応しない。筋トレもいいけど真面目にストレッチやってくださいね!」
「はい、ごめんなさい」
私はこの「にぶい」がどうしても頭から離れず、遅まきながら丁寧なストレッチを開始した。
マッサージ屋では「凝ってますね」しか言われたくない。