通常生活に戻るなんて言っておきながら、
スーさんからのバレンタイン・サプライズでローマに行ってきた。

2泊3日なのでリュックの手荷物だけで飛んだ。
意外にも飛行時間、3時間もかからないのね。
帰りなんて2時間15分だった。

手荷物のみで液体は無理なので、
生ラビオリとパルマハムをお土産に買った。

ラビオリはそれぞれアーティチョーク、トリュフ、アスパラ、カボチャの詰め物入り。
茹でてオリーブオイルとチーズをかければ立派な夕食になるので助かる。

ローマの地図を読むのは難しい。

1つ1つの通りに名前がついているものの、
イタリア語が分からない人間には全部同じに見えるので、どこに行くにも迷う。
石畳がこれまた歩きづらく、
あっという間にふくらはぎと太ももがパンパンになった。
ローマは1か月くらい安アパートに泊まって、のんびり周るべし。

私たちはアカデミックな夫婦じゃないので、行ったのは
バチカン大聖堂とバチカン美術館と真実の口とパンテオンとトレビの泉のみ。
残りはひたすら予約したレストランを探す旅だった。

トリュフがかかったパスタ、美味しかったー。
今思い出しても悶絶レベル。
黒トリュフと白トリュフの両方を頼んだけど、
一度白トリュフを食べたら黒には戻れないね(にわかグルメ)。

子豚のローストも美味しかった。皮がパリッパリでサクサク。
トルコじゃポークが食べられないからここぞとばかりにワシワシ。

豚以外にもウサギやオックステールなどのケモノを食べたので、
当分、大根と玄米で摂生します。

昔ローマに来たときはトレビの泉にえらく感動した覚えがあるが、
今回はバチカン大聖堂が良かった。

中に入った途端、脳内パイプオルガンがビャーーーッと和音を奏でた。

大理石文化ってすごいな。
私のキリスト教の知識ってほぼ「聖☆おにいさん」しかないので、
もうちょっと勉強しとけば感動の度合いもさらに違っただろう。
あの大聖堂だけで3日は過ごせる。

一方のバチカン美術館は朝から長蛇の列で、
スーさんが事前にファストパスをとってくれたから助かったけど、
あの列に並んでたら私、朝から不機嫌マックスだったろう。

バチカン大聖堂は入場無料だが美術館は有料。
あの列からして一日でどれくらい稼ぐだろうと
ざっと計算したら、ものすごいことになった。あそこはずっと安泰だ。

美術館の地下に「乗り物博物館」があってこれが面白かった。

歴代法王が使った馬車の実物が展示されていて、
これがもうプリンセス度、高い高い。
金の馬車とかおとぎ話の中でしか存在しないと思っていた。

現代バージョンもあり、スーさんはクラシック・ベンツに釘付け。
後部座席は法王専用、一脚のみで、
しかも普通の座席じゃなくてゴブラン織りのカウチ。
もちろん寄付だよなあ、と庶民目線でため息。
PopeゆえにベンツPクラス。

ローマは国際的観光都市なので日本人観光客もいっぱい見た。

10年前と比べて失礼ながら韓国&中国人のファッションも随分洗練され、
以前ほど強く「あの人は日本人じゃない」と判断できなくなった。

だが後ろから見たら同じでも、
前から見ると日本人の女の子は化粧が濃いのですぐ分かる。
白くておてもやんチークでイタリア女子より強い目力。

彼女たちからしたらリュックに眉墨を入れ忘れて、
3日間、眉無しだった私に言われたくないだろうが。
(そうか、彼女たちに借りれば良かったのか)

真実の口で並んでいた時のこと。

私たちのちょっと前に化粧の濃い日本人の女の子グループがいた。

既に100人以上が並んでいる状態で
みな写真撮影をするために並んでいたが、
1人ワンショット、もしくは連れとのツーショットで済ますので、
列は長いがサクサク進んでいた。

が、彼女たちの番になると3人一緒に撮るではなく
1人ずつ、しかも数ショットずつx3人。いつまでも終わらない。
あーだこーだポージングではしゃいでいたが、
周りからは白い目で見られていた。

警備員に追い立てられ強制終了させれていたが
見ていて恥ずかしかった。


花応援よろしくです→にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へ 花