海外生活10年目。
とうとう自分で納豆を作ってしまった。


イギリスじゃそのへんのオリエンタルスーパーに行けば
冷凍納豆が買えたので
さほど危機感は無かったが、
ここトルコでは本当に見当たらない。

手に入らないとかえって欲しくなるというもの。

事前にネットで情報を集めまくったので、
今の私の納豆知識は相当なものである。

納豆作りに大事なのは発酵に必要な温度(37-42度)を
24時間保つことなんだけど、
みなさん
ホットカーペット、湯たんぽ、毛布、
発泡スチロールにオーブンにコタツにカイロに
いろいろ工夫されている。

でもまあ詰まるところ
ヨーグルト作りと同じ原理なのでね、
買っちゃいましたよヨーグルトメーカー、
その名もWeeWell!!


ここでお茶吹いちゃった人、いる?

スーさんは大爆笑、私は残念ながら無反応だったが、

Wee = おしっこ、いや幼児語なので『おちっこ』

つまり「良く出るおちっこ」とでも訳すか。
良く出せおちっこ」でもいいか
それとも「良いおちっこ
なんだっていいわ。

これトルコで買ったのだがトルコ製なのだろうか。
最近の取扱説明書は数ヶ国語が一緒になっているから分かりづらい。

メーカーが本当に「おしっこ」を意図して名前をつけたのだとしたらすごい。
(写真で幼女が笑っているのがまた。でも普通ヨーグルトは便秘方面では)
値段は4,000円くらい。

トルコでは台所用品の店に行くと良く見かけるヨーグルトメーカー。

スーパーに行けばバケツサイズのヨーグルトが安値で売られているのに、
さらに自分でも作るのかとちょっと驚く。

イギリスでも昔流行ったらしく
たまにチャリティーショップで売られているそうなので、
在英で興味のある方はそちらを勧める。

今回2種類の豆で試してみた。

1つ目はもちろん大豆。


この大豆を手に入れるのが実は結構大変で、
たまたまマーケットでおばあちゃんが売っていたので1キロ買ったけど
次会えるのはいつだろう。
(自家栽培なのか、枯れた草状のものが少々交じっている)

2つ目は大豆が切れた時のバックアップ用に
トルコのマーケットで結構気軽に買える黒目豆(black eyed peas)。


選ばれた理由は単に「見た目が大豆っぽい」

作り方は、

1)豆250グラムを一晩水につける。
2)指で簡単に潰せる位に茹でる、もしくは蒸す(蒸したほうが豆の形が綺麗に残る。私は蒸した)
3)事前に熱湯消毒したヨーグルトメーカーの容器に移す
4)豆が熱いうちに納豆10粒ほどを熱湯大さじ2で溶いたものを液ごとかけ、まんべんなく混ぜる
5)豆表面にラップをして爪楊枝で20箇所ほど穴を開ける(発酵に空気が必要)
6)ヨーグルトメーカーの上蓋をして24時間発酵させる。

(このWeeWellは24時間までのタイマー付き。温度は平均40度を保つ)

7)豆が糸を引き納豆臭がしていたら成功。1-2日冷蔵庫で寝かせ熟成させる。

発酵済の黒目豆。分かりづらいが糸はしっかり引いている。
 

発酵済の大豆


納豆としての匂いはやはり大豆が遥かに上。
250グラムで大体7食分が作れる。

手順は簡単だが、
いかんせん時間が掛かる。

一晩(漬ける)+3時間(蒸し)+24時間(発酵)+24-48時間(熟成)

日本に住んでいたら絶対やらないだろう。

特に蒸す時に空焚きにならないよう気にしなきゃいけないのが面倒だが
今まで迷っていた圧力釜を買うことにしたので解消しそう。

今オクラがシーズンなので納豆に混ぜ
トルコの夏をネバネバパワーで乗り切りたい。
納豆オムレツも、いいねえ(孤独のグルメ風)


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