在英8年目の私だが

実は今まで一度もイギリスで髪を切ることなくここまで来た。


年に1度は日本に帰っていたし、

昔からお世話になっている美容師さんに多大なる信頼を置いているし、

ぶっちゃけ、イギリスの美容院を信用していないから。


むかーーし昔、

語学留学をしていた時に実は1度イギリスの美容院に行ったことがあるのだが

パッツーンとストレートに切られた上に

「ナオミ・キャンベルみたい」

とスタッフ全員からサラウンドで持ち上げられた時は逆に

(失敗したんだな)

と思った。

ナオミって、、、黒人じゃん。


でも前回の帰国から既に1年が経ち

次の帰国予定も不明。


髪は伸びほーだいの痛みまくりでかなりやばい状態。

長さがすでに背中の下の方まであるから

仕事中もついつい枝毛が気になって仕方が無い。


こりゃ毛先カットだけでもと

今度スーさんが床屋に行く時に着いて行こうと思っていたら、

男とバリカン音に満ちた床屋に行かずとも

アジア人の髪に慣れた美容院近くにあるよ!

とイギリス人の同僚に紹介してもらった。


彼女の髪が前下がりの格好いいボブになっていたし、

なにより担当したのが

「日本人の美容師さんだった」

が殺し文句だったんだけど、

電話で確認したらマレーシア人。


「そうなの?私その辺の違い良く分からないから」

って全然違うよマレーシアと日本!

日本人と思った根拠は何?


でもいい。

イギリス人の床屋(しかもそろそろ定年レベルのおじさん)に切られるよりは!


オーナーは韓国人の超話好きのおばさんで

「ご主人はイギリス人ですか?」

の私の問いに

「残念だけど。残念だけど韓国人。残念だけど」

とunfortunately(残念)をやたらと連発していたのがおかしかった。


美容師はマレーシア人。

他にいたお客はインド人と韓国人。

そして日本人の私。


とても国際色あふれたところで、

しかもソファでは美容師さんの息子が新品アイフォンにはしゃいでいる。

息子がここでなにやってんだよ、

と思わないでもなかったが

彼のアンシンメトリーな髪型が三浦大知君みたいでかわいかったので許す。

てか今の私はアジア人の男の子はみんな大知君に見えるくらいに病んでいるので。

なんで職場にアジア人がいないんだろ。

アフタヌーンティーがわりにイチゴ味のプロテインシェイクを飲むような同僚なんていらないのに。


息子を横目に見つつ美容師さんに注文。

「枝毛がすごいのでこんくらい切って、すこしレイヤーつけてください。決して切り過ぎないように。切り過ぎないでくださいね」

「あい」


東京の美容院での

「えーと、伸ばす方向で」

と比べると嫌味なくらいに細かく注文したが返事はあっさりとしたもので。


隣では韓国人の男の子が自分でブロー中。

これが噂のセルフブローってやつですか?!


思った以上に、というと失礼だが

彼女のはさみ捌きは至って普通(?)で安心する。


「あなたの髪は後ろは分厚くてとても多いのに、、、前髪、、、、薄いね」

「えあああ???ホントですか?初めて言われました」


マレーシア特有のジョークと思いたかったけど

そうかあ、前髪薄くなったかあ。

おじさんみたいだな自分。


枝毛部分がいい感じに消え

仕事中のイライラもちょっと解消しそう。


もちろん今後も帰国時に美容院、は変わらないけど

イギリスの美容院、

思ったほど怖くない。


以上が私の感想。


ちなみに値段はシャンプー、カット&ブローで30ポンド。

コーヒーと韓国茶つき。


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