休暇中の同僚をカバーする為今週はいつもより早く出勤している。
決算が近づいているので上司も早くにやってくるが
結局無駄話に花が咲いてしまい2人してあまり早朝出社の意味が無い。
今朝は昨日のマネージメントミーティングのあまりのお粗末さに
何度捨て台詞と共に退出してやりたかったかという愚痴を聞かされる。
「レベルがもう小学校、いや保育園だありゃ。
自分がどんだけトンチンカンなこと言ってるのかゼンゼン分かってないんだよ」
私の上司はイギリス人にしては珍しく(?)
この人なら付いて行きたいと思わせる程に頭が切れて尊敬できる人なので
上司のストレスは良く分かる。
こういうと弊害があるが
うちの会社はやっぱり地方の集まりなのだ。
「そういうの日本では」
と私。
「a frog(蛙)lives in、、、、in、、、、、」
『井戸』が分からないのでここから急遽身振り手振り。
「えーと、昔、オールドタイム、水をほらこうやって地面から取ってたじゃないですか」
「???続けて」
「土に穴掘って(ここで掘る動作)」
「なんとなく分かってきた」
「バケツでもってこう、、、、(と綱を手繰り寄せるしぐさ)」
「well, well(井戸)だね、女将!」
「単語言われても分からないんだけど」
「で?」
「日本ではそういう人を『井の中の蛙』って言うんですよ。
つまり、本人はそこが全世界だと思い込んでいるんだけど実は、、、」
私の言葉を遮って上司が叫ぶ。
「違う!!!!僕が常々言いたいのはそこだよ!!!」
「はあ」
「すごいねえ日本語は」
「結構日常的に使う言葉ですけど」
「いやすごい!ピタリと僕の言いたいことを表している!」
「英語にそういう表現って無いんですか?」
「ないねえ!いやーフロッグかあ、フロッグ。いいねえ」
「はあ」
『サル山のボス』という別の言い方もあるが
それだと私も上司もサルになるのであえて言わない私。
上司はすっかり気に入り終日『蛙』を口にしていた。
ちなみにこのfrogという単語だが
フランス人を小馬鹿にして呼ぶときに使うことの方がイギリスでは一般的である。
(蛙を食べるかららしい。彼ら本当に仲悪いし向こうでも恐らくこれに匹敵する言葉があると思うが)
蛙には何の罪も無いのにね。

決算が近づいているので上司も早くにやってくるが
結局無駄話に花が咲いてしまい2人してあまり早朝出社の意味が無い。
今朝は昨日のマネージメントミーティングのあまりのお粗末さに
何度捨て台詞と共に退出してやりたかったかという愚痴を聞かされる。
「レベルがもう小学校、いや保育園だありゃ。
自分がどんだけトンチンカンなこと言ってるのかゼンゼン分かってないんだよ」
私の上司はイギリス人にしては珍しく(?)
この人なら付いて行きたいと思わせる程に頭が切れて尊敬できる人なので
上司のストレスは良く分かる。
こういうと弊害があるが
うちの会社はやっぱり地方の集まりなのだ。
「そういうの日本では」
と私。
「a frog(蛙)lives in、、、、in、、、、、」
『井戸』が分からないのでここから急遽身振り手振り。
「えーと、昔、オールドタイム、水をほらこうやって地面から取ってたじゃないですか」
「???続けて」
「土に穴掘って(ここで掘る動作)」
「なんとなく分かってきた」
「バケツでもってこう、、、、(と綱を手繰り寄せるしぐさ)」
「well, well(井戸)だね、女将!」
「単語言われても分からないんだけど」
「で?」
「日本ではそういう人を『井の中の蛙』って言うんですよ。
つまり、本人はそこが全世界だと思い込んでいるんだけど実は、、、」
私の言葉を遮って上司が叫ぶ。
「違う!!!!僕が常々言いたいのはそこだよ!!!」
「はあ」
「すごいねえ日本語は」
「結構日常的に使う言葉ですけど」
「いやすごい!ピタリと僕の言いたいことを表している!」
「英語にそういう表現って無いんですか?」
「ないねえ!いやーフロッグかあ、フロッグ。いいねえ」
「はあ」
『サル山のボス』という別の言い方もあるが
それだと私も上司もサルになるのであえて言わない私。
上司はすっかり気に入り終日『蛙』を口にしていた。
ちなみにこのfrogという単語だが
フランス人を小馬鹿にして呼ぶときに使うことの方がイギリスでは一般的である。
(蛙を食べるかららしい。彼ら本当に仲悪いし向こうでも恐らくこれに匹敵する言葉があると思うが)
蛙には何の罪も無いのにね。
