ついこの前初仕事を終えたばかりだというのに、
ファイナンス部の宴会部長であるわたくし、
現在クリスマスパーティーの企画を迫られている。
日本にいた時も宴会部長をやり、
ノウハウが全く無いわけではないとはいえ、
ネックはなんと言っても選択肢の乏しさ。
東京を1000として1位しか店が無い。
そのくせ駐車場が必須だの
ベジタリアンだの
2次会用のパブが歩いて行ける距離にあって欲しいだの
あーだこーだ、あーだこーだ。
もちろんその辺はある程度聞き流しているとはいえ、
毎回カレーに逃げるのも芸がないと思い頭を悩ませていたら
以前個人的に行った
会社からさほど遠くなく、
雰囲気もなかなかいいパブレストランを奇跡的に思い出した。
「XXX通りにあるパブはどうかな」
「名前は?」
「The Bull(雄牛)」
「そんな名前のパブ、XXXにあったっけ?」
「あるよ。パブガイドにも載ってる有名な店だよ」
「あるっけ?」
「あるよ、行ったし私」
「名前は?」
「だからThe Bull」
「知らないなあ」
自分が知らないからって店の存在を否定するのはどうかと思う
そんな言葉が喉元まで出かかった時、
私達の会話を黙って聞いていた別の同僚が口を挟んだ。
「女将、それってThe Cow(雌牛)のこと?」
!!!!
「ごめん、カウだわ。なんでブルが出てきたのか」
恐縮する私。
てっきり突っ込みまくると思った同僚達が
「あー、あそこね」
「全然オッケー」
「そんなの間違いとすら呼べない」
「女将は第2言語でよくやってる!」
「そうだ、頑張ってる!」
気持ち悪い位のフォローの嵐。
これはもしかしたら別の日の以下の会話を皆が覚えていたのかもしれない。
「ふんふん、冬物の洒落たコートが欲しいと。例えばラルフローレンなんてどう?」
「聞いたこと無い」
「・・・・・嘘でしょ」
「ラルフ?日本のブランド?」
「何言ってるの。アメリカの、ポロやってる人が胸についてる」
「知らないなあ、スペルは?」
「スペル?」
「ネットで検索するからスペル言って」
「ラルフローレン」
「ラルフ、ローレン (カチャカチャ)、、、、出ないね」
「まさか。ラルフローレンだよ!」
「(カチャカチャ) 無いねえ」
「もういいよ、私が探す、、、、、Ralph Lauren」
「あーーーーー!!!ラルフローレンか」
「I said that!! さっきからそう言ってるじゃん!」
「言ってないよ」
「言ったね」
「全然違う」
「・・・・・・・・・・日本人はLとRの発音が不自由なんです」
「あーーーー」
「ラルフが別人になったのもそういうわけで」
「女将、気にしないで」
でもブルとカウはそういう問題じゃないと今書いていて気付いた。
なんで英語はオスメスで呼び名が変わるんだろうねえ。
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ファイナンス部の宴会部長であるわたくし、
現在クリスマスパーティーの企画を迫られている。
日本にいた時も宴会部長をやり、
ノウハウが全く無いわけではないとはいえ、
ネックはなんと言っても選択肢の乏しさ。
東京を1000として1位しか店が無い。
そのくせ駐車場が必須だの
ベジタリアンだの
2次会用のパブが歩いて行ける距離にあって欲しいだの
あーだこーだ、あーだこーだ。
もちろんその辺はある程度聞き流しているとはいえ、
毎回カレーに逃げるのも芸がないと思い頭を悩ませていたら
以前個人的に行った
会社からさほど遠くなく、
雰囲気もなかなかいいパブレストランを奇跡的に思い出した。
「XXX通りにあるパブはどうかな」
「名前は?」
「The Bull(雄牛)」
「そんな名前のパブ、XXXにあったっけ?」
「あるよ。パブガイドにも載ってる有名な店だよ」
「あるっけ?」
「あるよ、行ったし私」
「名前は?」
「だからThe Bull」
「知らないなあ」
自分が知らないからって店の存在を否定するのはどうかと思う
そんな言葉が喉元まで出かかった時、
私達の会話を黙って聞いていた別の同僚が口を挟んだ。
「女将、それってThe Cow(雌牛)のこと?」
!!!!
「ごめん、カウだわ。なんでブルが出てきたのか」
恐縮する私。
てっきり突っ込みまくると思った同僚達が
「あー、あそこね」
「全然オッケー」
「そんなの間違いとすら呼べない」
「女将は第2言語でよくやってる!」
「そうだ、頑張ってる!」
気持ち悪い位のフォローの嵐。
これはもしかしたら別の日の以下の会話を皆が覚えていたのかもしれない。
「ふんふん、冬物の洒落たコートが欲しいと。例えばラルフローレンなんてどう?」
「聞いたこと無い」
「・・・・・嘘でしょ」
「ラルフ?日本のブランド?」
「何言ってるの。アメリカの、ポロやってる人が胸についてる」
「知らないなあ、スペルは?」
「スペル?」
「ネットで検索するからスペル言って」
「ラルフローレン」
「ラルフ、ローレン (カチャカチャ)、、、、出ないね」
「まさか。ラルフローレンだよ!」
「(カチャカチャ) 無いねえ」
「もういいよ、私が探す、、、、、Ralph Lauren」
「あーーーーー!!!ラルフローレンか」
「I said that!! さっきからそう言ってるじゃん!」
「言ってないよ」
「言ったね」
「全然違う」
「・・・・・・・・・・日本人はLとRの発音が不自由なんです」
「あーーーー」
「ラルフが別人になったのもそういうわけで」
「女将、気にしないで」
でもブルとカウはそういう問題じゃないと今書いていて気付いた。
なんで英語はオスメスで呼び名が変わるんだろうねえ。
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