スーさんが泊り掛けの出張に出かけた時のことだ。
いつもなら夜8時を過ぎると戻ってくるヤム(猫)がなかなか家に入ろうとしない。
ヤムは時たまこういう天邪鬼なことをするので
既に餌ボウルの前で待機しているチャ(猫)だけに餌をやり、
ヤムは放置することにした。
いくら田舎とはいえ、
家の前の道路は夜でもそこそこの交通量がある。
加えてうちの猫らは闇に紛れやすい黒猫なので
彼らを貰ってきたときからずっと
晩ご飯と同時に猫ドアを閉めてきた。
でも本人が帰りたくないのなら仕方が無い。
食事を終えたチャを膝に乗せて本を読む。
2時間後の夜10時。
ヤムがネズミを口にくわえて戻ってきたので叩き出す。
10時半。
庭をうろつくヤムに説得を試みるがことごとく失敗。
放置続行とする。
11時、
花壇の中を動き回るヤムを無事確保。
尻を叩いて寝室に連れて行き、共に就寝。
翌朝4時にキツネの行為で起こされる。(前記事参照)
次の日の夜。
前日と同じく、
餌ボウルの前でスタンバるチャ。
戻らないヤム。
普段はチャを押しのけて餌をねだるヤムなのに。
連日となるとちょっと気になるが
子憎たらしいほどに無視をきめこまれ
諦めてチャに餌をやり
膝に乗せて本を読む。
10時、スーさんから電話が入る。
「無事帰国して今車。あと30分位かな」
「ヤムがまだ戻っていなくて」
「困ったやつだな」
「家に着いた時にヤムがうろついていたら捕まえて」
「了解」
程なくして外で車の停まる音がした。
「なんだよヤム、待ってたのか」
スーさんの第一声。
「ニャアア」
「よーしよしよし、ただいま」
「ニャア」
「今、玄関開けるから待ってな、おーい!ただいま。ヤムも一緒だぞ」
「ニャア」
尻尾をピンピンに立てたヤムが
スーツケースを下げたスーさんと一緒に入ってきた。
もしかしたら、
昨日今日とスーさんがいないことに
ヤムは不安と寂しさを覚えていたのかもしれない。
だからスーさんが戻るのを確認するまでは
外で待つつもりでいたのかも。
喉を鳴らすヤムをなでつつ、
ふとそんなことを考えるのであった。
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いつもなら夜8時を過ぎると戻ってくるヤム(猫)がなかなか家に入ろうとしない。
ヤムは時たまこういう天邪鬼なことをするので
既に餌ボウルの前で待機しているチャ(猫)だけに餌をやり、
ヤムは放置することにした。
いくら田舎とはいえ、
家の前の道路は夜でもそこそこの交通量がある。
加えてうちの猫らは闇に紛れやすい黒猫なので
彼らを貰ってきたときからずっと
晩ご飯と同時に猫ドアを閉めてきた。
でも本人が帰りたくないのなら仕方が無い。
食事を終えたチャを膝に乗せて本を読む。
2時間後の夜10時。
ヤムがネズミを口にくわえて戻ってきたので叩き出す。
10時半。
庭をうろつくヤムに説得を試みるがことごとく失敗。
放置続行とする。
11時、
花壇の中を動き回るヤムを無事確保。
尻を叩いて寝室に連れて行き、共に就寝。
翌朝4時にキツネの行為で起こされる。(前記事参照)
次の日の夜。
前日と同じく、
餌ボウルの前でスタンバるチャ。
戻らないヤム。
普段はチャを押しのけて餌をねだるヤムなのに。
連日となるとちょっと気になるが
子憎たらしいほどに無視をきめこまれ
諦めてチャに餌をやり
膝に乗せて本を読む。
10時、スーさんから電話が入る。
「無事帰国して今車。あと30分位かな」
「ヤムがまだ戻っていなくて」
「困ったやつだな」
「家に着いた時にヤムがうろついていたら捕まえて」
「了解」
程なくして外で車の停まる音がした。
「なんだよヤム、待ってたのか」
スーさんの第一声。
「ニャアア」
「よーしよしよし、ただいま」
「ニャア」
「今、玄関開けるから待ってな、おーい!ただいま。ヤムも一緒だぞ」
「ニャア」
尻尾をピンピンに立てたヤムが
スーツケースを下げたスーさんと一緒に入ってきた。
もしかしたら、
昨日今日とスーさんがいないことに
ヤムは不安と寂しさを覚えていたのかもしれない。
だからスーさんが戻るのを確認するまでは
外で待つつもりでいたのかも。
喉を鳴らすヤムをなでつつ、
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