日本の文具は質、デザイン、価格の全てにおいて
どの国よりも秀でているという感想は
海外暮らしをしている日本人なら誰しも持っていると思う。

確かに私も学生だった時分は
ソニプラだなんだで輸入文具を買っては悦に入っていたが、
もし可能なら
「なんで高い金出してわざわざ粗悪品を買うのだ」
幼いわが身に活を入れたい位だ。

消し屑が少ない消しゴム

切り取りカッターがついたセロテープ

1発で止まるホッチキス

液漏れしない蛍光ペン

こんな当たり前の文具を探すのがここではどんなに難しいことか。

だから私は職場にも筆箱持参。
信頼できる文具だといらぬストレスを溜めずに済む。
たとえそれがケアベアのシャーペンで、
イギリスではケアベア=子供向けとされてても
誰かの嚙み跡だらけのボールペンより全然マシだ。

今日こんなことがあった。

「ねえ誰か指サック持ってない?」
「持ってない」
「持ってない」
「全然めくれなくってイライラすんのよ」
「これのこと?」

実は私指サック好きで
日本から持ってきたコクヨのメクリンを日々愛用している。

-英国発- 女将タイムス


「なにそれ」
「なにって指サック、、、」
「これが?嘘でしょ」
「なになに?」
「女将がこれ指サックだって」
「見たことない!」
「どれどれ、うわっ」

指サックにワラワラ群がるイギリス人。

もしかしてイギリスの指サックは
イボイボでオレンジで中がすぐ蒸れる例の奴で止まったまま?

マジかよ。

「ねえ女将、今度私にこの指サック買ってきてくれない?」
「は?」
「日本に帰ったときにさ」
「それあげる。家にスペアあるから」
「いいの?う、嬉しい!!」
「使い古しで悪いね」
「全然OK」

早速装着しようとする同僚

「あのねサイズがデカイ方が親指で、小さいほうが人差し指ね。それじゃ逆」
「はまった!はまった!うわーい」
「めくり心地はどう?」

気になる他の同僚達。

「バッチグー!」

親指を突き出す同僚。
その先っちょにはメクリン。

指サックがこんなにウケるとは。

一度皆をLOFTか伊東屋に連れて行きたいものである。


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-英国発- 週刊!女将タイムス
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