これは3年雇った庭師の首を切るまでの経緯と
私の心の葛藤を連続小説風に書き綴ったノンフィクションです。
======================
エアロビから戻ると週に1回通って来る庭師のケンが来ていた。
「ハイ、ディア。
今日は裏庭の雑草をやっつけているところだよ。
まあちょっとご覧」
ケンの後について裏庭へ。
「どうだい、あそこの、、、、」
「あ、あたしの苗が!!」
慌てて駆け寄ると
(人間ってこういう時、本当に両腕突き出し前のめりに走ります)
先日植えたばかりの花の苗が
バッサリ刈り取られていた。
「ああああああ」
ぺたりと腰を落とす私。
「少しつづ根付いていく様を見るのを楽しみにしてたのに!
(キッと振り返り) ここに差してあったラベルは?
苗の背に、見えるようにしっかり差しておいたんだけど。
ラベルがあれば、あなたが間違って刈り取ることもない、、、、、。
ぎゃあ!なんだってここに!」
ラベルは刈り取られた雑草の山に埋もれていた。
ぐぬおおおおおおおおおっ
わざわざエアロビでカロリー消費せずとも
今のエネルギー放出で充分間に合うってくらいに
私の背中の温度は一気に上がった。
「だ、大丈夫大丈夫、葉っぱがすこし無くなっただけで
まだ生きてるから、ね?ね?」
ケンは慌ててわずかに残った葉っぱ部分を立ち上がらせ(だが即座にクタる)
ラベルを拾い上げ、
「えーと、これはスプレッド(横に広がる)系だね」
今知ることか!
「シャワー、浴びてくる」
「大丈夫、まだ生きてるから」
「シャワー浴びてくる。ショックでもう話せない」
ケンの顔は「やっべえ、マジやべえ」と縦線が浮き上がっている。
絶対許さない。
まだ弁解じみたことを言い続けるケンを無視し、
私は家の中に入った。
(つづく)
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私の心の葛藤を連続小説風に書き綴ったノンフィクションです。
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エアロビから戻ると週に1回通って来る庭師のケンが来ていた。
「ハイ、ディア。
今日は裏庭の雑草をやっつけているところだよ。
まあちょっとご覧」
ケンの後について裏庭へ。
「どうだい、あそこの、、、、」
「あ、あたしの苗が!!」
慌てて駆け寄ると
(人間ってこういう時、本当に両腕突き出し前のめりに走ります)
先日植えたばかりの花の苗が
バッサリ刈り取られていた。
「ああああああ」
ぺたりと腰を落とす私。
「少しつづ根付いていく様を見るのを楽しみにしてたのに!
(キッと振り返り) ここに差してあったラベルは?
苗の背に、見えるようにしっかり差しておいたんだけど。
ラベルがあれば、あなたが間違って刈り取ることもない、、、、、。
ぎゃあ!なんだってここに!」
ラベルは刈り取られた雑草の山に埋もれていた。
ぐぬおおおおおおおおおっ
わざわざエアロビでカロリー消費せずとも
今のエネルギー放出で充分間に合うってくらいに
私の背中の温度は一気に上がった。
「だ、大丈夫大丈夫、葉っぱがすこし無くなっただけで
まだ生きてるから、ね?ね?」
ケンは慌ててわずかに残った葉っぱ部分を立ち上がらせ(だが即座にクタる)
ラベルを拾い上げ、
「えーと、これはスプレッド(横に広がる)系だね」
今知ることか!
「シャワー、浴びてくる」
「大丈夫、まだ生きてるから」
「シャワー浴びてくる。ショックでもう話せない」
ケンの顔は「やっべえ、マジやべえ」と縦線が浮き上がっている。
絶対許さない。
まだ弁解じみたことを言い続けるケンを無視し、
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