今日はこの夏最高の気温まで上昇するとか。

-英国発- 週刊!女将タイムス
         (我が家の裏庭のトウモロコシ畑。お父さんに肩車してもらってる子供に見える。)

朝からすごくいい天気で、さっきまで庭仕事をしていたんだけど、
ふと昨夜のスーさんとの会話を思い出しまして。

(やっぱ腑に落ちないよなあ)って思ったんで、ここに書き連ねようと思います。

昨日の夕方5時前、スーさんの部下がスーさんのオフィスを訪れました。

「時間が無いので今日はもう帰ります」

子供の保育園のお迎えの時間が迫っているらしく、
本日締め切りの仕事が終わっていないにもかかわらず、
帰宅しても良いですか?ではなく、「帰宅します」と言いにきたんだそうです。

スーさんは言いました。

「なるほど。

君は僕よりいつも早く出社しているのは知っている。
でも君は僕よりいつも早く退社する。
昼休みも1時間しっかり取ってるし、合間にタバコを吸いに席を外してもいるよね。

今回は君の代わりに僕が残業してその仕事を仕上げることにするよ。
これから数時間かけてね。

だけどこれが最初で最後だから」

女将、スーさんは甘いと思った。

「スーさんがやる、やらない以前に、 『終わってないけど帰ります』って上司につらっと言える神経が理解できないんだけど。そもそも締め切り今日だったんでしょ?」

部下の悪びれるそぶりがないのに、女将カチンときたんだよね。

でもスーさんはなぜかあっち(部下)側で

「でも彼の奥さんってのが一家の稼ぎ頭で、だから彼の立場はちょっと弱いって言うか。
子供の送り迎えの役割分担も彼みたいなんだよ」

あああああん??
だからぁぁぁぁん???
人んちの事情なんて知るかっ、ぺっ。

疲れた顔の旦那を出迎え、テレビのコマーシャルの度にでっかいため息聞かされるこっちの都合はどうなんでしょう。

女将が目くじら立てたのはその部下、最近昇進したばっかなんです。

もともとそのポジションを狙ってたみたいで、でも理想と現実は違うっていうか、突然自分に覆いかぶさってきた責務にあたふたしてるのが見て取れるらしい。

そりゃそうだ。

Seeing is not doing

だからこそ、今が踏ん張り時なのに。

地位は欲しいけど、なにも犠牲にはしたくないって欲張りじゃない?

お家事情はそれぞれあるのは分かるし、
誰しも会社規定の時間を全うしたら、退社する権利があるのは分かってる。

だけど何か腑に落ちない。

海外就職の難しさって言葉もあるけど、こういう点も挙げられるのではないでしょうか。

女将3年働いたけど、やっぱ理解出来ない。

女将にも部下がいたんだけど、「この日までに」って締め切り与えて、向こうも「はい、がんばりまーす」って言っておいて、当日提出もせず帰り支度始めるの。
「頼んでた仕事終わったの?」って聞くと、
「まだだけど、明日の朝やるんで」

おいおい、あなたに期日を変更する権利はないんですけど。
てかひと言いってくれ。出来なかったのなら。(ってことはスーさんの部下の方がましか?!)
毎月毎月その繰り返し。
しかも部下ったって10代20代の若造じゃなくて、50代のオヤジだったってのがもう。
処置無し。

日本人が上司を敬いすぎなんだろうか。

そんでもって、やっぱスーさんは甘いと思うんだよなあ。

以上イギリスの残業事情をちらりとお見せしました。

じゃあ、残業当たり前の日本人はエライのか?っていうと、それもそうとは言えないわけで、、。

その話は次回に。



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順位が上がると、女将が台所で喜びの舞を舞います。
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