その日の我が家は、始まりから普段と違う空気に包まれていました。

例えば昨夜洗ったコンタクトレンズが、知らぬ間に薬棚の中に移動していたり。

例えば庭で死んでたお陀仏鳥が、その1時間後に忽然と姿を消していたり。

我が家の愚猫ヤムとチャが、ここ数日まるでジャイアンとスネオのように連れ立って前庭を徘徊しているのは、女将も気づいていたんです。

ウロウロウロウロ。
(こうやって見ると猫ってやっぱりライオンの親戚なんだな)
台所の窓越しにそんな彼らを見ながらジャブジャブ皿を洗っていました。

さて今日の女将は、前の記事で述べたように庭仕事に精を出していました。

前庭の植木の剪定を開始した時のこと。

普段聞きなれない、かすかな、それでいてどこかで聞いたことのある音がコンスタントに女将の頭上から降り注ぎます。

ピィピィ
ピィピィピィピィ

「ん?」思わず上空を見上げる女将。

-英国発- 週刊!女将タイムス

なーる。

前の住人が取り付けていった巣箱。
女将、鳥が苦手なもので普段全く注意を払わないのですが、時折小鳥が下見に訪れているのを目撃したことがあります。

恐らく我が家の別邸を気に入った鳥が住み着き、卵を産み、雛が孵ったのでしょう。

とそこへ、

-英国発- 週刊!女将タイムス
「るーるるるー♪」

ヤムです。

-英国発- 週刊!女将タイムス
「おや、何か聞こえてくるぞ」(棒読み)


-英国発- 週刊!女将タイムス
「暇だし、調べてみますか」(棒読み)


-英国発- 週刊!女将タイムス
「ほいっ ほいっ」


-英国発- 週刊!女将タイムス
「待ってろジュリエット」


-英国発- 週刊!女将タイムス
「ふふ、びっくりするかな?」



-英国発- 週刊!女将タイムス
「ごめんくださーい!誰かいますかーーー!」

こらヤム!!!!むかっ


-英国発- 週刊!女将タイムス
「やっべ」



-英国発- 週刊!女将タイムス
「降りればいいんでしょ」


-英国発- 週刊!女将タイムス
「あれ??」


-英国発- 週刊!女将タイムス
「ずみまぜん、降ろじてぐだざい」

ってあんた、チャの二の舞?



-英国発- 週刊!女将タイムス
「でも上も気になるし、、、、」


結局ヤムはその後5分ほどジタバタして難を逃れました。

巣箱の穴はとても小さく、猫にはちょっかい出せません。
でも植木を設置したのも、前の家主。一体どうしたかったのか。

ちなみにこの巣箱、女将が昔住んでいたアパートにちなんで「第3大安荘」と名づけました。



「いつかきっと、、、」


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