その日の自分のパートナーが、どうにもまずい身なりをしているとします。本人は身支度に忙しく、そのヤバさに全く気づいていない様子。そんな時あなたはどうしますか?

気づかなかったフリに徹する?それとも、ここはパートナーの務めとひと言投げかける?

自分のパートナーにはいつも輝いていて欲しい女将は断然後者。大人の女のたしなみとして、ストレートな表現を避け、ウィットユーモアを含んだ婉曲な表現でサラリと行くように心がけています。

今でこそ指摘のエキスパートを自認している女将ですが、失敗したこともあります。

昔付き合っていたBFは洗濯物を室内干しにするせいで、しょっちゅう生乾きの臭いがしていました。2人で電車に乗った時のこと。程なくして、不快な臭いが彼の方から立ち上り始めました。その日はどしゃぶりの雨。絶好の生乾き日和だったのです。

(彼に知らせなきゃ!彼だけに知らせなきゃ!)

『人ごみで臭う時は口に出して言わず、野球監督が選手に送るサインの要領で伝える。』

そういうルールを2人の間に定めていたので、女将はアゴや耳をつまんだり、バントの仕草をしました。もちろん「臭う」=帽子のツバをつまむことも忘れずに。なんとか知らせたい、女将は必死でした。

「もういいよ」

必死でジェスチャーを送る女将の腕を、彼が悲しげに掴みました。

「さっきからジェスチャーに紛れて何回鼻つまんでんの?サインの意味ないじゃん」

それが間接的な理由か分かりませんが、女将の伴侶は異国の地で見つかりました。

これからいくつか判例を挙げますので、まず、みなさんなりの婉曲な表現で相手の注意を引いてみましょう。それに続いて女将の模範解答をご覧頂きます。

(ケース1)

シティーガールのイギリス田舎生活
あなたの愛し人の鼻の穴から、バカボンパパ並の鼻毛が出ています。
さあ、あなたなりに婉曲に指摘してみましょう。

女将の解答:
勇気あるねー!私にはとても無理だよー!」

(ケース2)
シティーガールのイギリス田舎生活
あなたの愛しの人のワイシャツの合わせ目がキツキツ。今にもボタンがはじけ飛びそうです。
(上はだんご三兄弟の変形バージョンではなく、ボタン3つとシャツの隙間を表しています)

さあ、あなたなりに婉曲に指摘してみましょう。

女将の解答:
1. 「呼吸はちゃんと出来ていますか?」
2. 「会社では、くしゃみは控えた方がいいよ。(ボタンが飛んで)怪我人が出るかも」
3. 「ボディコンが好きだとは知りませんでした」

(ケース3)

シティーガールのイギリス田舎生活
あなたの愛しの人のセーターがパツンパツンで、下に着たワイシャツのボタンがくっきり浮き上がっています。さあ、あなたなりに婉曲に指摘してみましょう。

女将の解答:
「(ボタンを押して)、次は5階おもちゃ売り場でございます

最近このエレベーターガールをほぼ毎朝やらされています。


         舞妓はん本日もご来店ありがとうございました舞妓はん
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