今日は、昨日の接待クリスマスパーティーの続きです。英語だとCompany Christmas do.
折角なんで「パーティーの流れと身のこなし方」なんてのを書き連ねようと思います。

受付

会場に到着したら、コートをクロークルームに預け、他の招待客が集まっているバーエリアへ。何はともあれ、まず飲み物をゲットしましょう。気分をアゲるためにも、女将はシャンパンをすすめます。

飲み物を手にしたら、主催者側のトップに挨拶。なるべく手短に。その後、出来るだけ多くの知人に挨拶していきます。会話は挨拶程度で結構。パートナーの紹介を忘れずに。「自分達もこの会場にいるよ」と知らせるのが目的なので、長話をする必要は無いです。その時間はあとでゆっくり取れます。

女将の場合は、初対面の人だと握手に留めることが多いです。人によってはハグ&ほっぺチュー(特に女性に多い)もありますが、その場合は減るもんじゃなし、喜んでちゅーしてます。来るなら来い!です。

開場

パーティー開始時刻になると、主催者側がゲスト達を会場に誘導し始めます。特に大声を張り上げる訳ではないのですが、言ってみれば羊の群れのように、隣が行けば自分も、って感じでぞろぞろ移動開始。

パーティー会場の入り口に、座席表が掲示されているので、自分のテーブル番号をチェックして、該当のテーブルに。テーブルに着いたら、自分の名札が置かれている席を確認します。そして全員が揃うまでは着席せずに待ちます。

席に着いたらなにはともあれ自己紹介。どこの会社、さらに突っ込んで部署まではOKだけど、ポジションはNG。この辺は、実際名刺交換するまでは推測です。そしてこの名刺交換は、よっぽど突っ込んだ話をしない以上、やりません。パーティで仕事の話は野暮。それはそれ、これはこれです。

一方女性陣は、というと「帝王切開だったか」「無痛だったか」「無痛のつもりがあえなく自然」といったアケスケな会話をしています。

テーブル

非常に考慮されています。会社のトップが座る「No.1テーブル」。以下2位、3位、・・・。なので、ポジションを聞かずともなんとなく推測出来るようになっています。

接待


各テーブルには、必ず主催者側の人が一人配置されてて、彼がそのテーブルのホストを務めます。
このホストの仕事ぶりで、そのパーティーの結果が決まる、といっても過言ではないです。
いいホストは、ゲストのグラスの空きを常に見張り、話題もテーブル全体で出来るものをセレクト。テーブルが1つになって、その場を楽しむよう、心を砕きます。
(やっぱさぁ、なんだかんだ言っても接待な訳だし、詰まるところはそこな訳よ。)

ダメな例。今年のクリスマスパーティーのホスト!

なんだね、あいつは。ケイト・モスのジャンキー元彼みたいな顔して。接待どころか、自分の彼女とイチャイチャ。挙句の果てに「すんません、僕の皿にもポテト盛って下さい」

100年早いんじゃ、ボケい!

ホストのあんたが、足腰使って各皿に配ってまわるもんでしょうが!

彼は女将の右隣でしたが、、もちろん周りに野菜の入った大皿回しましたよ。「スナック女将」だったら、駅前でのチラシ配り任命。もちろん冬季深夜北風限定です。

とどのつまり、日本イギリス、国関係無しに、ホスピタリティをいかに見せるか、が接待の鍵になる気がします。言葉じゃないのよ、態度で示して。まじでお願い。頼みますから。

パーティー後半

デザートが出て、コーヒーが出るころには、もう皆さんグダグダです。このあたりからテーブルの縛りが解けて、皆さん、顔なじみや、お目当ての人へと動き始めます。

これは女将の勝手な想像ですが「2人で話しているところを見られたくない」と皆さん思われている感じです。皆の酔いが回る後半まで待ってから、ツツーッと無言で歩み寄り、コショコショ仕事の話をしている、そんな感じがします。あくまでも酔った女将の目で見て、ですが。

一方女性陣は、というと「母乳派?」「ミルク派?」「迷って結局ミルク」といったアケスケな話をしています。

そういや女将、今回のパーティーでは

「あれ?着物じゃないの?」

って何回も聞かれました。去年着物で出席したのが、かなり印象的だったようです。女将は一回でギブアップでしたが、着付けの出来る在英女性の方は、サラリと着こなしてはいかがでしょう。熱い言葉をかけられることは無くとも、間違いなく熱い視線を浴びますよ。