昨晩スーさんの両親の誕生日プレゼントのラッピングをしました。我が家のラッピング担当は女将。これは『折り紙の国の人の宿命』だと思って黙って受け入れています。

日本だとこちらから言わずとも「贈り物ですか?それともご自宅用?」と聞かれ、無料で綺麗にラッピングしてくれますが、イギリスじゃ自分でやるのが基本。不思議なのは、女将よりラッピング経験を遥かに積んでいるはずのイギリス人ですが、包み方ってかヘタ。

『折り紙の国の人』から見ると「あちゃー!テープに指紋付きまくり」なんてのも珍しくないです。「一度貼ってはがしてまた貼り直したね」ってのも。包装紙の切れ端が付いちゃってます。ご老人もふるえる指先で頑張りますから、それに対してはさすがに押し黙っていただきますが。

彼らにしてみれば「大事なのはラッピングの出来じゃなく、その中味!」なので出来不出来無視してせっせと包むのに精を出します。

という訳で今日はこの「イギリス人の雑さ」に仰天した出来事をいくつか挙げようと思います。

①切手は舐めて湿らせる

舐めて当然なんですが、女将、郵便局員にこれやられました。女将を前にして、女将の目を見ながら。一枚一枚おいしそうに丁寧に舐めていましたよ。たまたま切手の糊が好物の人に当たったんでしょう。

②セロハンテープは歯で食いちぎる


こっちの会社に入社した初っ端にやられました。銀髪のエレガントなマダム、破れた紙を補強しようと、引き出しからセロテープを出すや、ビーーっと引き出し、そしてガブリ、ギュイギュイと。当然テープは水で戻す前のかんぴょうみたいにグニャグニャでしたが本人お構いなし。補強を済ますと女将に向かって

「うまく行ってよかったわ」

口をつぐんで見せた微笑みはそれはそれはエレガントでした。

③厚手の書類をホッチキスで止める時は、、、

1. 厚手用ホッチキスを紙にかませる
2. 床に置く
3. ハンドルを足で踏みつける(この時片足に全体重を乗せる)
4. 出来上がり

ものすごい音がしますが一発で決まります。

④穴あけパンチで書類に穴を開ける時は、、、

穴が2つあけばいい


穴の位置はあなたのその日の気分次第。同僚とおしゃべりしながら、パンチをボチリとおろします。

⑤ダンボールを処分するときは
、、、

上に乗ってジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!

なんか書いていて不安になってきました。女将、上記のことは「イギリス人だから」だと思って在職中受け流す努力していましたが、もしかしたら女将の職場だけだったかもしれません。(郵便局員を除く)。

今では女将も切手は舐めるようになりましたが、、、あとは無理です。
女将の体内に流れる血が許してくれません。

みなさんの職場はいかがですか?

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