人間観察は女将の趣味の1つ。今回の旅行中印象に残った2人の女性をご紹介しよう。

Case 1
時間帯 : 夜8時過ぎ
場所 : タパスレストラン

女将の隣のテーブルについたカップル。なんと女性の方が思わず2度見してしまう程の巨漢ちゃんでありました。飛行機のエコノミー席は、両サイドのひじかけをバンザイ状態にしないことには納まりそうに無い。いや、それ以前にシートベルトは装着できるのか?!周りの人間に余計な懸念を抱かせてしまうほどの巨漢っぷり。

そんな巨漢ちゃん(仮名)はメニューを手にすると、じっくり品定めに取り掛かった。
10分、、、、、20分、、、、、30分、、、、、、。時折彼氏と言葉を交わしつつ、なかなか決められそうに無い様子。一体いつになったら

「メニューの上から下まで全部!!」

と叫ぶのか。そんな最高な場面を見逃してなるものか、と待つ女将をよそに、2人の注文はなかなか決まら無い。しびれを切らした女将はスーさんに耳打ちしました。

「だから『メニューの上から下まで全部!!』って言えば済むことなのに。ウェイターも聞き返さないって」
「しーーーーーっ!」

結局彼らは居酒屋サイズの4皿を注文、「腹の足しにもなりゃしねえ」という顔でモソモソ食べて立ち去ったのでした。予算と見合わなかったのだろうか。非常に残念でありました。

Case 2
時間帯 : 昼ごはん時
場所 : バルセロナ市内のレストラン

近くのテーブルで食事をする推定50代の夫婦。奥さんがとにかく男らしかったのでありました。

なんと角刈り。前髪だけを立たせている様は、どうみてもレズビアン風(男役)。松方弘樹のようにメガネのレンズは薄くブルーがかかり、全くオンナを感じさない白いTシャツに、実用重視のポケット満載の半ズボン、ベリベリと音を立てて装着するサンダル。

夫婦はロゼワインを1本注文、山盛りのポテトフライをツマミに、まるでぶどうジュースを飲むかのごとくグイグイ、グラスを空けていきました。まあ2人でワインを1本取るのはしごく普通のことなんで、その点に関しては特に何とも思わなかったのですが、、、、。

それから30分後。なんとウェイターが追加のロゼワインのボトルを開け始めたではないですか。
真昼間から1人1本ずつワインを空ける夫婦。思わず顔を見合わせるスーさんと女将。と、そこで奥さんの方がタバコに火をつけ、、、、違う。彼女を甘く見ていた。

葉巻だあ!!きゃーーーー!抱いてー。

こりゃレズビアンが放って置かない訳だ、思わず納得する女将でありました。
(っておいおい。旦那がいるっての)

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