異性に生まれ変わったら自分と付き合える？

無理。ぜったい無理。だって女将が付き合いたいタイプって、あややみたいな子ですから。
真逆もいいところです。そういう子に豚汁とか作ってもらいたいです。

女将、１０代の頃全く異性にモテませんでした。今だから明かす女将の暗い過去です。理由は、、、こっちが教えて欲しい。でも多分見かけだろうな。１０代なんて見かけじゃん、ねえ奥さん。
背高かったし、それに伴って態度の方もクレシェンドででかくなっていってました。そういや声も低かった。

今でも忘れられない。中学の卒業文集に「１０年後の自分」ってコーナーがあって、文集委員が勝手にクラスメートの未来の職業を書き込んでいたんです。女将は

宝塚のスター

でした。もちろんヒゲを蓄えるほうです。今ならセクハラで訴えるところですよ。
そういう感じだったので、同性の下級生にはモテたんですよ。卒業式の時、制服のボタン全部無くなりましたもん。ええ、全部女子のところに。次の日の部活の送別会、仕方が無いので夏服で行ったのを覚えています。

「女将が男だったらモテモテだったろうね」
ってお世辞なのか励ましなのか良く分からない言葉も言われたもんです。

見た目はそんな感じで「おとこおんな」でしたが、内面は夢見るオリーブ少女だった女将ちゃん。これじゃ一生彼氏なんて出来ないかも、なんて気にしてました。自分の未来の王子様はどこにいるんだろう、なんてお月様見ながらため息をついていたもんです。

そしてその頃、女将の未来の王子様であるスーさんは、船乗り

として海の上でした。

人生って本当分からないものです。だからこそ面白いんじゃないかと思っています。

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